川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

雨降る森で

 今日は、しとしとしっとりしとしとずーっと、雨。

 そんな中、お出かけ。初めまして仙川。ほぉ、これが桐朋学園か。と横目に見つつ、住宅街の中にぽっかり残された森の中の小さなスペースへ。

 朗読と音楽の公演。

 ピアノのあるスペースを探していて、あれこれ検索してたどり着いた場所。一度行って見なくてはと思っていたところに公演の情報。これは行かねばと出かけたと言うわけ。
 造園業者さんの自宅権事務所。木々の間の小路を行けば、玄関。靴を脱いでお邪魔します。オープンテラス。木々を打つ、雨の音に包まれ、そこに座っているだけで心地良い小さな空間。
 いや、住宅街の中である事を忘れてしまいましたよ。

 お話は、ちょっと不思議でやさしいようなせつないような。話自体が好みかと言われれば微妙な所ではあったのだけど、役者さん二人とピアノさん一人(・・・って、実はこの方は役者も兼ねてます)で、声とピアノとで物の音、鳥の声などもやりながらの演出は、好き。遊び心があるのって好きだなぁと思う。
 お菓子付きの公演だったのだが、これもお話とちゃんとコラボしているのがまた、良いな。

 思いがけず、ゆったり森林浴のひととき。ちょっとリフレッシュ。

 
 ちなみに、受付にてちょっとした出来事が。受付の女性に「あの、もしかして?」と声を掛けられたこと。「え?」「前に、ドリューのワークショップ受けてませんでした?」「あ、はい。」「あの時の通訳の・・・」
 はい、びっくりしました。相変わらず、世の中が狭い人です。

 あと、場所の名前が、「森のテラス」なんですわ。ええ。
 お茶祭り企画の語り芝居の出発点となった、街山荘のあのスペースの名前は「森の部屋」。ちょっと不思議な気分なのでした。