川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

男と女と

 映画『マトリックス』の監督ウォシャウスキー兄弟がいつの間にかウォシャウスキー姉弟になっていた。そうだったのか。
 でも、こういう立場の人は、アピールもしやすいし、受け入れられやすいだろうな、と思う。大変なのは、普通に暮らそうとしている人。ごく普通に、自認している性で生きたいと思った時に、受け入れられる社会であるのか。
 昔、テレビで見た取材映像。父親に対し、「じゃあ、お父さん、スカートはいて、一日外を歩いてみて」と訴えていた姿が忘れられない。「自分は、ずっとその状態なんだ」と。随分前に見たのだけれど、性同一性障害と言う言葉を聞くと、いつも、この言葉が思い浮かぶ。

 あ、でも最近は、バリバラのshow-1に出ていた万次郎さんの事も思い浮かべる。体は女、心は男。性同一性障害である自身をネタにした芸人さん。
 インタビューで、男性から女性にと言うパターンの人は最近よくメディアに出ているけど、逆はいない。ライバルがいなとも言えるけれど、需要がまだないんじゃないか。まだ、受け入れられないんじゃないか、と。

 あぁ、そうかもしれないと思う。だからこそ、万次郎さんみたいな人が表に出てきたら、社会でも受け入れられやすくなるのかなぁなどとも思う。
 しかし、さすが芸人さん。そのあとが、ちょっとネタだな。
「男らしさを追求すると寡黙、になっていく気がして…。華もないし…。」

 いや、でも、ほんと、彼のネタは面白かったのですよ。笑いながら、あぁ、そうかぁと言う。

 と、映画『クラウド アトラス』の記事を読みながら考えるのでありました。