逸翁美術館へ。
「化粧 KEWAI −舞台の顔−」を観に行く。
京劇などの中国伝統演劇の臉譜(れんぷ) と歌舞伎の隈取り。臉譜は塗る、隈は取る。
どちらも人の顔をじっとみつめデフォルメしているのだが、京劇のは、臉譜は、確かに、塗る。顔をカンバスにして描いている感じ。歌舞伎の隈取りは、隈つまりは陰を強調していく、陰影。面白いな。
宝塚ジェンヌが歌舞伎を学び、隈取を学んでいたと言うのも新鮮でした。
14時からは日本で活躍する京劇俳優の張春祥さんのトークショー。
今を遡ること約20年前、黒テントの俳優基礎学校なるところにいたのですな、私は。
そこで京劇の授業を担当されていたのが、張春祥さん。映画「さらば、わが愛/覇王別姫」を見たのも、この時の授業故。
もう、所作とか忘れてしまっているけれど、異国で自分の技ひとつで生きていらっしゃる姿を間近で見、お話をうかがえたことは大きかったのだなと、改めて思う。ちょうど、新潮劇院立ち上げの頃。
トークショー終了後、ご挨拶をさせていただく。
8月には子供による日中伝統芸能交流のイベントがあるらしい。大阪での会場が豊中の文化芸術センターって、曽根駅前ではないですか。目と鼻のところでまた、お目にかかれると思うと嬉しいのです。
「好(はお)!」