月曜日は〈三好大貴プロデュースBuilding〉「水の泡」千秋楽を見てきました。
若い人たちが、自分たちの世代の苦しさとか痛さとか苛立ちとかを、これでもか、と提示してくる。でも、息苦しいだけではなくて、そこにささやかな風のようなシーンがあって、それはとても優しくて。
人は簡単には変われない。でも、変わりたい。少し、少しだけ、変えてみる。キラキラしたハッピーエンドではなく、彼らの苦しさはまだ続いて行く。きっとまた同じことを繰り返し、じたばたしながら、それでも、少しずつ。判りやすく優しいエンディングではないところが、いい。
台本も役者も舞台美術も、真っ向勝負を仕掛けてきた、その熱量。素直に、拍手。ありがとう。