川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

くぎ煮をいただく

 春の味を食す。

 いかなごくぎ煮阪神方面の、春の味。

 11日の午前中、実家から荷物が届いた。いただき物の果物のおすそ分けを送るとの事だったが、もちろん、それ以外のものも入って居るわけで・・・
 毎度お馴染み、ちりめん山椒がひとパック。ちりめん山椒もお店によって味は様々。母のお気に入りは、京都の「はれま」。
 「わ〜い」と言いつつ、春先と言う時節柄「あぁ、いかなごくぎ煮が食べたいなぁ」などと思いを巡らす。
 と、ダンボールの中に、小さな箱。なんだこれは?と開けてみたら、
 「わ〜いわ〜い」
 ちゃんといかなごくぎ煮が入っていたのでした。さっすが母上。良く判っていらっしゃる。あとで、お礼の電話をしなくっちゃね。

 と、ウキウキ思っていたのが、もう、とてつも無く遠い日の出来事に思える。でも、冷蔵庫には、確かにくぎ煮がある。


 そう言えば、阪神淡路大震災の後、阪神方面の人が、お世話になった人たちにお礼として送った事で話題になったっけ。

 今年の春の味は、ちょっぴり、せつないです。