川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

現場見学

ochamatsuri2011-07-23

 7/16日記は、まだ続く〜

 はい、秋宮の神楽殿は修復中でした。全体を覆うシートに、写真がプリントされていて、遠目には、一瞬、本物に見えます。

 ええ〜、残念。

 と思いながらふと見ると、傍にはテントがあり、修復現場見学会の案内が。
 
 え?見れるの?いやしかし、時間が・・・。

 おそるおそる尋ねてみると、時間は30分くらい。もうすぐ次の見学の時間とのこと。ならばと申し込む。
 この連休だけの企画らしく、これはラッキー。
 ひとり100円は、保険料。ってことは、実質無料。

 説明を受けて、お払いを受けて、ヘルメット被って出発!高所恐怖症もなんおその。美味しい物があれば、行くのです。しかし、運動靴で来ていて良かったよぉ。サンダルだったら、ちょっときつかったわ。

 もともと杮(こけら)葺きだったものが、明治年間に銅版葺きに。それを再び杮葺きに戻して居るそうな。

 杮の板は、切るのではなく、繊維に沿って割るのだとか。だから、雨が繊維に沿って流れて行く。繊維を切ってしまうと、そこから雨が漏れてしまうのだとか。先人の知恵。その板を少しずつずらしながら重ねて葺いて行く。打ち込むのは竹釘。その作業は、あまりにスピーディーで、説明されなきゃ、ただ打って居るようにしか見えない。口の中に入れた竹釘を取り出すと同時に、専用ハンマーの柄の金具に当てて板に押し込み、次の瞬間、ハンマーのヘッドで打ち込む。早い早い。
 ざっと説明した後は、自由見学。思った以上にあれこれ質問する相方。こっちに来てからの仕事は住宅がらみ。なので、かなり興味津々だったよう。あぁなるほど、そういう所を見るのか。説明する人も、楽しそうに答えてくれる。良い時間でございました。