川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

車内日記

 ちと、切れそうになったよ。

 込み合った電車の中、隣の女性が、マニキュア塗りはじめたよ。慌てマスク装着。勘弁してくれ。披露宴だかなんだか、パーティースタイルで着飾ったあなたのそんな姿は、見とうも無い。みっともない。

 これが十代〜二十歳そこそこな感じだと、まぁ、しゃあないかな、やっちゃったなぁと思えるのだけど。自分に夢中なお年頃、周りなんか見えちゃいないからね。大人になって、あれは恥ずかしい行為だったと思うもの。
 だけど、二十代半ば以降は、あかんと思うのよ。それは、もう、大人のやるこっちゃ無い。特に、あの混み具合の中ではね。せめて、まだ、すいている中で遠慮がちに、ならね。
 …そういえば、阪急電車にはそういう作業をするにはうってつけのスペースがあったなぁ。学生時代、あそこ狙いで、マニキュア塗った覚えはある…。ま、それでも迷惑ではあったと思うのだけど…。

 ちなみに、反対の隣は、音量デカすぎ。

 やがて、爪にふっと息を吹きかけ、乾かしに入った女性。こっちも、ほっとひと息。

 男性に関して言うなら、週刊誌やスポーツ新聞を広げる時、隣や前の人間からは丸見えなことを考えて下さいませ、と思う。自分の恋人、妻、娘、母親が隣にいても、そのページ、広げるのかなぁ。

 



 ………また?!


 あ、あぁ、左手の爪が乾いたので、今度は右手ね。はいはい。


 こっちも乾かしに入り、色々気を遣いながら瓶を片付けたりなんだり。ふっと、首筋に手をやる。思わず、と言う感じで掻いてしまい、はっと、マニキュアが大丈夫かを確認している。(そのまま中途半端なことになってしまえ!←こらこら)

 うん、まぁ、無事だったみたいよ。良かったね。(チッ!←こらこら)


 何もかも、駄目!とは思わない。でも、そこに、なんというか、遠慮がちに、申し訳ない、と言う配慮が欲しいと思うのです。