川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

菓子木型

 先日、久しぶりに万博公園へ。

 愛しの彼の後姿を眺めつつ、向かったのは、「みんぱく」ではなく、日本民芸館。 正確には大阪日本民芸館。
「菓子木型の世界」の会期がもうすぐ終わってしまう!と慌てて出掛けました。
 手仕事の美しさ、愛らしさに見惚れて、正直、あと一時間ぐらい展示室でぼ〜っと眺めていたかったです。この木型から、どんなお菓子が姿を現すのだろと想像。美しさや遊び心。
 電車の前に運転手さんが立ってる京都市電の型、小さな家紋型、お野菜や果物の型には、バナナなんてのもあったりして。
 尾頭付きは判るけれど、まさかの……「鯛の切り身」なんてのもありました。
 入ってすぐに惹き付けられたのは、糸巻の型。展示室を出る前にもう一回見て、他の展示も観終わってからもう一度最初に戻って見直して。
 こういうのを作る人も少なくなってるんだよなぁ。一度失われた文化・技術は、取り戻すのが難しい。かろうじて、そういうものがまだ、見られる時代に生きていることは幸い。でも、これをこの先に引き継いでいくには、どうしたらいいんだろう。そんなことも考える。
 型と言うことに関連して、型染めの着物やのれんの展示もあって、これがまた、魅力的でした。


 この展覧会のロゴ、「菓」と「界」が木型モチーフになっているところが可愛いなぁ。木型の写真の絵葉書とかあれば良かったんだけど「そこまでメジャーじゃないからねぇ」とのこと。残念。

 オマケ。阪急電車、ではなく、モノレールの阪急電鉄号。阪急色にラッピングしてます。

 そんなモノレールの駅で出会った蛾。
 ……やっぱり、トイレの中でシャッター音は、怪しげだよなぁ。不審者扱いされないように気を付けないと……