川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

貸す手

 先日、バイトに行く途中で、道にへたり込んでいるおばあちゃんに手を貸した。足が痛いらしい。一人では厳しいなぁと思っていたら、通りかかった人も手伝ってくれて、「おうちは近く?」「どこまで?」と声を掛けながら歩く。「すぐそこ」「いつも、そこで一休みしてるから、そこまででいい」と言う植え込みのブロックのところまでお連れする。「ほんまに大丈夫?」と声を掛けつつ、別れる。
 この段階で、バイトの時間~。慌てて電話して事情を話し、少し遅れて出勤。まだ下校時間ではないので、ゴミ出ししたり、お別れ会の準備をしたり。と、電話が鳴る。社員さんが出る。
「もしもし?ああ、○○さん。え?あ~、それって……」と私の名前が出る。なんだ?
どうやら、出勤が私の30分後の人が、動けなくなっているおばあちゃんに声を掛け、近くの公園のベンチまでお連れしていて遅刻しそうとの連絡。
 いや、それって、さっきのおばあちゃん……

 ちなみに、この、同僚の姿は、私の友人に目撃されていたらしい。