川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

雪変化

ochamatsuri2007-01-03

 三が日を相方の実家で過ごす。年末に降った雪が残っている。屋根から解けた雪が落ち、水路を流れていく音がずーっと聴こえている。透き通った音が心地よい。などと暢気な事が言えるのは、雪の厳しさを知らぬ身だから。雪囲いの風景も、毎年の事ながら、新鮮。除雪して固まった雪は、すでに氷。雪だるまならぬ、氷だるまは、穏やかな日差しを浴びてキラキラしている。
 ゆっくりさせていただいて、大阪に戻る。週末から、また、雪が降るそうだ。雪かき、無理をなさいませぬよう…。

 引越荷物を整理していたら、10代の頃に書いた詩が出てきた。雪をテーマにしていたそれは、今の私にはかなり気恥ずかしい。こんなのも書いてたのね〜、若かったのね〜。その中の一節。


「真っ白な銀色の中を

 透き通った光が流れていく

 音を立てて

 伝えるのは、まぶしい風 

 
 固体、液体、気体 

 一つの物質の

 鮮やかな変化(へんげ)

 当たり前の万物の法則は

 大いなるこの世の奇跡

 それは、確かに目の前に広がる

 光が踊る

 すべては、ここにある 」


 

 ・・・今の私には、書けないな。真っ白な銀色ってあなた・・・。過去を、振り返りすぎるのは良くないが、たまには、自分の足跡を確かめてみるのも悪くない。

 で、やっぱり、恥ずかしいのだ。恥ずかしさのあまり、自分ひとりで抱えてられなくって、こんなところに晒してみるのであった。