川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

神楽坂にて

ochamatsuri2007-02-24

 さむかった〜。
 春一番が吹いたと思ったのは、思い違いだったのか?とぼやきつつ、神楽坂へ。
 引っ越してきて、初めての東京かぁ。

 ようやっと来る事が出来ました。黒テントの新しい作業場、IWATO。
 前の作業場との立地の違いがすごいな。前のところは生活感漂いまくりな所だったからなぁ。通りかかった畑の無人販売所で野菜買って、チャリの籠に乗せて稽古に行った事があったっけ。さすが、練馬。
 ここでは、周辺のお店にチラシが貼ってあったり、本屋で見た神楽坂ガイドに大きく取り上げられていたり。人が行きかう街の中で息づいている劇場になっている。いいなぁ。


 観劇したのは黒テント『籠釣瓶花街酔醒』。


 劇団の稽古場と言う設定で、稽古をしている芝居と現実とが行ったり来たり混ざったり。そこを予備知識として知らないと、入っていくのに、少し時間がかかるのかな。「あ、そういう設定ね」と判ってしまえば、無理にあれこれ考えずにクルクル入れ替わる展開に身を任せてしまえるのだけれど。前に座っていた子供が「え〜、わかんないよぉ」と言うのに、横で大人が説明しているのが、ちょっと大変そうだった。

 観客の年齢層は幅広いな。これは、やっぱり東西差なのかなぁ。関西は、ある程度の年齢になると観劇から離れてしまう人が多いような気がする。若い人がやって若い人が観るものとなっている。身内客も多いし、友達が止めたらもう観に行かない、と言う傾向がある。それは、やっぱり、何とかしたいなぁとずっと思っているのだけれど。

 あ〜、それにしても、やっぱり音楽が出来るのっていいなぁ。素直にそう思う。テントの学校に行ったお陰で、逃げていた音楽に向かい合えるようになったことには、本当に感謝しているのだ。そうでなかったら、西川さんの音楽との共演と言う作業に思いは至らなかっただろうし、人前で歌ったりするなどと言うことも、出来なかったと思う。( 相変わらず下手くそで、すいません。)
 そういう意味でも、黒テントの学校に通ったことが、今の私に大きく働いているんだな。
 
 しみじみあれこれ考えたり喋ったりしながら、神楽坂をウロウロ。かわいいポチ袋を見つけて、思わず購入。それにしても、寒かった。暖かい物を食べたいね〜、とお店を探すが、う〜ん、高い。もうちょっと安い居酒屋は無いのか。迷いに迷った挙句入ったお店で頼んだのは「豚角煮のとんこつ鍋」。これが、美味しかったのだ。冷えた体にはたまりません。仕上げは雑炊ではなくラーメン。ごま油が加わって、また美味しゅうございました。ごちそうさまでした。