実家では上げ膳据え膳。ありがたいありがたい。お陰で体調は随分と楽になる。と言っても出掛けるのは厳しい。お天気がいいのになぁ。
と言うことで、庭に出て母と一緒に草抜き。相方も出てくる。思いがけず、親子夫婦で草抜き草抜き。
・・・途中から、大きなカメムシを運ぶ蟻の観察会になっていたが・・・。カメムシを運ぶ蟻は、3匹になったり2匹になったりする。その様子が面白くって。
ん?この状況、なんか覚えがあるぞ〜。
はい、『あの大鴉、さえも』(竹内銃一郎)ですな。好きなんだよなぁ、あの戯曲。
草を抜いていたら、あら紅葉の葉っぱ、と思ったら、生えてました。ちっさー、かわいいー。でも、これキープするのは難しいだろうな。
カタバミが随分広がっている。花は可愛いのだが、芝生の庭にはちょいと厄介なんだよなぁ、あ、こっちの草は意外に抜きやすいんだよね、などとすっかり忘れていた事を思い出す。子供の頃は草抜きの手伝いもしていたが、そうか、アトピーが顔に出だしてからは、この手の仕事からは脱落したんだっけ。のんびり庭に出られる事の幸せを実感するひと時。
で、母上、抜いた草は?
「その辺にまとめといて。」
それはいいのですが、アレは何ですか?
庭の隅に立つ、小人さん人形の籠がえらい事になってますが。
・・・草抜きを手伝った父上の仕業だそうな。
お、ここがちょうど良い、と思ったんだろうなぁ・・・
いやそれよりも、あなたが庭の草抜きをしたのだと言うことに、私はびっくりですよ。子供が巣立って夫婦二人になると、さすがの父も、家の事をするようになるわけだ。