川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

初日、迫る!

 学生の時に芝居を始め、最初は、仕事しながら劇団を続けて行けたらいい、と思っていた。
 それが、どうも、それでは駄目だと思いはじめ、東京へワークショップを受けに行ったりする生活が始まる。もっと、ちゃんと勉強したい。と思う中で、95年の震災。後悔はしたくない、と思う。
 その年の春、演劇学校に通うために東京へ。
 学校に行き、ワークショップを受け、芝居見まくり生活。
 そんな中でアトピー劇悪化。
 大阪に戻る。
 顔面崩壊(と言っていいよな、あの状態は)、入院&引き籠り生活。

 普通なら、ここで、芝居を諦める。諦めて、あらたな人生を歩み出す。

 それ、考えたんだよなぁ、確か。でも、無理だった。どうにもこうにも。
 だから、この身体でどうやったら芝居をやれるのかを考えた。マイム仲間との作品を持ち寄っての公演、詩のボクシング、一人でやれることを模索しながら、一人企画を旗揚げ。最初の公演は、人を誘っての二人芝居を。2回目から、現在のひとり語り芝居を始めた。

 この形で大阪でじっくりやっていこうと決めたはずが、旦那転勤。まさかの再びの関東暮らし。
 詩のボクシングに出、芸団協のワークショップを受け、少しずつ、こちらでの足場を作る。
 気付けば、役者・朗読詩人と言う名乗りに、表現教育指導者と言うのもひっそりと加わる。
 そして、もうすっかり遠いことになっていた、かつての東京暮らし。そこでの出会いが、今に繋がっている事が判ってくる。新たに出会ったと思った人と、実は既にご縁の糸が繋がっていたことが判ったり。
 不思議だなぁと思うことがいっぱい。

 大阪も、東京も、私にとっては大事な場。だから、2都市公演は、なんとしてもやりたかったのだ。ようやっと、ようやっとです。

 大阪公演はこの金曜日が初日です。皆様のご来場、心よりお待ちしております。