2015-08-06 8月 記 なぜ、8月なのだろう、と、いつも思う。 お盆と言う失った命を思う8月に、原爆投下と終戦。忘れてはならないと、釘を刺されているような気がする。 夕方、地面が揺れた。戦争を知らない私にとって、20年前の震災は、戦争の擬似体験だった気がする。あの瞬間に何千人もの命が奪われた実感。壊れてしまった思い出の景色、焼け跡に残された伝言板、あの時、肌で感じたやりきれなさ。 それが、人の手で、何ヵ月も何年も続くのが戦争なんだ、と。 8月、あまたの命に、合掌。