川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

8月

 なぜ、8月なのだろう、と、いつも思う。

 お盆と言う失った命を思う8月に、原爆投下と終戦。忘れてはならないと、釘を刺されているような気がする。

 夕方、地面が揺れた。戦争を知らない私にとって、20年前の震災は、戦争の擬似体験だった気がする。あの瞬間に何千人もの命が奪われた実感。壊れてしまった思い出の景色、焼け跡に残された伝言板、あの時、肌で感じたやりきれなさ。
 それが、人の手で、何ヵ月も何年も続くのが戦争なんだ、と。

 8月、あまたの命に、合掌。