川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

忘れ物

 テクテクと、歩いて北斎館へ。
 「シカゴ ウェストンコレクション 肉筆浮世絵」展の最中。う、うむむ、実はその次の企画展、「北斎とその弟子たち」の方が気になる私でありました。だって〜、応為の絵も出るんだもの〜。

 そして、ここに来て、忘れ物に気付く。
 帽子忘れて来た〜。茶俚庵でお茶をいただいた時だわ。しまったぁ。電話をしてみる。

「帽子?ああ、あったよ。今、どこだ?」
「えっと、北斎館まで来てるんですけど」
「判った、前で待ってな。持って行ってやるから」

 え、ええ〜。ええんですか?
 待つことしばし。ぎゅい〜んと軽トラがやってきて、
「ほら、指輪も」
 ああ〜、そうだ。ちりめんの指輪は飾りが大きかったので、急須などを見せていただくときに外したんだった。

 私、旅先での忘れ物ってけっこうやらかすよなぁ。
 そう言えば、20代の長野旅行の時、上田でお蕎麦食べた時は、腕時計を忘れたっけ。池波正太郎先生行きつけのお蕎麦屋、刀屋さん。あの時は、「どこに泊まってるの?」「別所温泉の○○屋なんですけど」「ああ、判った。持って行ってあげる」と、あの時も、届けてもらったっけ。
 親切って、フットワークの良さってことでもあるのだなぁと思う。
 暖かい気持ちで駅へと向かうのでありました。
 って事で、小布施写真。

 小布施は、ピアノ教室も趣があります。そりゃあ、防音完璧。

 北斎館の前からの眺め。茶俚庵の主殿を待つ間の景色。

 カフェ茶蔵(さくら)の茶の字でほんのり自撮り。