さて、「想稿・銀河鉄道の夜」の台本を配り、一通り読み合わせ。生徒たちがどの役を希望してくるかだな。一回だけの公演。まずは、やりたい役、やって貰いたい役のアンケート実施。
読み合わせが終わった段階で、ザネリと言う役の説明だけはしておく。さらっと読むと「嫌な奴」と言う印象だけで終わりそうなので。
ザネリと沈没船の青年とをひとつの役にした、北村想さんの意図を考える。なぜ、もとの話には無い、翌日の教室のシーンを描いているのか。あの場面でのザネリの心にどんな思いが渦巻いているかを想像する。
まだ、どこか理解しきれていない友達に一生懸命説明している生徒がいたりして、うむうむと思う。
上演時間の関係でどうしてもカットが入る。いくつか出てくる歌の中で「ここはカットします」と言ったら「え、この詞、いいのにな」と言う声があったりもする。
少しずつ、向き合う生徒が増えてきているのは嬉しい限り。
しっかし、ほんま時間がないなぁ。1月に本番なのに、12月の授業は1回だけって。想像するだに、死にそう……私が……。