私のそばには、カラスのパン屋さんもどろぼう学校もなかったけれど、いつでもそばに、だるまちゃんが、いた。
だるまちゃんの友達、うさぎちゃんもかみなりちゃんもてんぐちゃんも、私にとって大好きなお友達だった。
あの絵本の1ページ1ページが、その空気が、今も鮮やかによみがえる。
そうそう、あおいめくろいめちゃいろのめの三人組も、懐かしいお友達。
絵本は手放してしまったけれど、今も大切に傍にあるのは、「日本伝承のあそび読本」。すっかり色褪せてしまっているけれど、手袋人形もハンカチ遊びも綾取りの基本も、みんなこの本が教えてくれた。
福井県越前市には、かこさとし ふるさと絵本館「砳」がある。一度、行ってみたいな。
たくさんのたくさんの宝物を、ありがとうございました。