来年のカレンダー到着。
2011年の終わり、翌年のカレンダ―の多くが復興支援をうたっていた。
2012年の終わり、支援になるものをと探して見つけたのが、これ。忘れっぽい私が、忘れないため。
「暦は約束だった。泰平の世における無言の誓いと言ってよかった。‘明日も生きている’‘明日もこの世はある’天地において為政者が、人と人とが、暗黙のうちに交わすそうした約束が暦なのだ。この国の人々が暦を好きなのは、暦を好きでいられる自分に何より安心するからかもしれない。」
〜『天地明察』(冲方丁)より〜
来年は、途中で元号が変わる。本来、代替わりだけではなく、大きな災害に見舞われた時などにも、改元は行われていた。実際の所、元号ひとつで世の中変わったりはしない。それでも、祈りたくなる。新しい元号の世の中が、災害の少ない世の中でありますように。おだやかでありますように。