川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

稽古稽古

 今日は千紘さん宅で稽古。照明さん、舞監さんも来ての稽古。

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 お嬢ちゃんのお下がりロンパースがぴったりのショーンは、よく見ると、オムツもはかされておりました(笑)

 と言うことで

 大阪公演は今月です。
 2005年から始めた、ピアノと共にお届けしている「ヨル♪宮沢賢治シリーズ」。本多千紘さんとは2度目のタッグです。
よだかの星』と『カイロ団長』、そしてお喋りと。川島むーの宮沢賢治ワールドをお楽しみください。

 お陰様で、毎回、少しずつお客様が増えております。
 が、今回は諸般の事情で情報公開が遅れたこともあり、実は苦戦気味。秋は公演も多いですし、悩ましい所ではありましょうが、大阪は三日間5ステージ、東京は三日間4ステージ。是非是非、お越し下さいませ。ご予約お待ちしております。

 大阪公演中日が、宮沢賢治の命日と重なっております。
https://stage.corich.jp/stage_main/83493

「ヨル♪宮沢賢治'19 ひとり語り芝居『よだかの星』他」

〈キャスト・スタッフ〉
作・宮沢賢治
構成・演出・出演:川島むー
作曲・演奏:本多千紘
宣伝美術:ササキマキ
劇中画:増田文子
舞台監督:大阪公演・林直樹(第2劇場)/ 東京公演・長堀博士(楽園王)

〈料金〉
一般:前売2,000円/当日2500円
中高生:500円(前売・当日とも)
小学生無料

【大阪公演】
9月20日(金) 19:30
9月21日(土) 15:00/19:00
9月22日(日) 11:00/15:00
スペースコラリオン(旧カフェスロー大阪)
〒532-0028 大阪市淀川区十三元今里2-5-17

【東京公演】
10月25日(金) 19:30
10月26日(土) 15:00/19:00
10月27日(日) 14:00
あさくさ劇亭
〒111-0035 東京都台東区西浅草2-8-2
電話 03-6231-6047
https://sites.google.com/site/asageki/

子供達と

ファシリテーター

 某小学校での演劇講座。あっと言う間の2時間でした。
 1回完結なので、なかなかの駈け足。あ、そこで時間がかかるのか~とか、この説明はもうひと工夫必要だなとか、あれこれ振り返りつつ、久しぶりの学校でのワークショップは、すこぶる面白かったのでした。
 しかし、プログラム作成段階で詰め込みすぎだよな、私は。まぁ、カットすることも想定して作ってはいたけど。実際、現場で流れ見てカットや変更してたし。
 最後の物語のシーン作り、まず2劇の若者達に絵本『三枚のお札』を読んでもらうつもりでいたのだが、時間がないなぁ。え~い。
 ……即興でざっくり語る『三枚のお札』をやっちまいました。
 今回、私は全体を見る役割だから、モデリングとか諸々はアシストの2劇若者に任せていたのだが、ま、いいか、ひとつくらい(笑)

インタビュー

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 え~っと、北摂エリアの子育てママを応援するフリーマガジン『ママトリエ』と言うのがありまして(年4回発行)、9月号 は絵本特集。川島むーもインタビューを受けまして、何やら絵本への思いを語っております。
 どこかで見かけられましたら……

ゆったり

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 足湯。あ~、ゆったりしたい。

 さて、日々乗車している阪急宝塚線、最近ジャッキー列車ばっかりだったのだが、久しぶりにベルばら列車。

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 停車中に撮ろうとしたら、近くに立っていた車掌さんがすっと場所をあけて下さいました。
 で、私は別に宝塚ファンではないのですな。でも、ベルばら好きの友人が横浜にいるのでね、つい撮っては送ると言う……。

豪華ランチ

 十三の公演会場近くにちょっと気になるお店があって、ランチに入ってみる。このエリアでランチが安くて1000円って、どうなの?と思いつつ、その1000円のハンバーグとご飯のプレートを注文。

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 え~っと、なかなか豪快。ちょっと食べにくい……いや、野菜たっぷりで良かったですけどね。
 ドリンクが付くと言うことで紅茶を。と思ったら、え?デザート付き?これはちょっと想定外でした。

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 ごちそうさまでした。

 あ、十三界隈だと、シアターセブンにチラシを置かせてもらっております。あと、ちゃっぴー亭さん、こねこ文庫さん。もちろん、茶淹さんにも。

大将と御大

いや、もう、なんですかこの公演は。

takeuchijuichiro.com


「大将と御大とどっちが偉いんだ?」とオロオロする芝居を、大将と御大がするって絵ですよ、これは。かなり、気になる。

ちなみに、お茶祭り企画の旗揚げ公演は、竹内銃一郎さんの『あたま山心中』でした。そう、二人芝居。ひとり語り芝居は2回目の公演から。そのままこの形をずっと続けて行くとは、あの頃は思わなかったよなぁ。
『ひまわり』とか『恋愛日記』とか、懐かしい。『あの大鴉、さえも』も好きだったなぁ。

土神ときつねと……

土神ときつね

 お茶祭り企画での『土神ときつね』は初演が2009年で、2度目が2012年だった(その次が、去年の2018年か……)。
 で、この2012年秋は、立て続けに公演があって、そのひとつが千賀ゆう子企画の『平家物語』。渡部ギュウさんと出会ったのがこの公演でした。

 お手伝いしていた、YONEZAWA GYU OFFICE 「土神ときつね~ふたりのケンジ」は、役者三人と楽士一人の座組。

 舞台には一本の木。モビールのようにぶら下がった紙。床にも原稿がちらばる。
 開演十分前から、役者が出てきて原稿(賢治作品の一部)を拾い上げて読んだり演じたりしながら、これが、うまいこと前説に持って行くのですね。ええ、某作品から引用して、携帯切ってねのお願いとか。こう言うの、ツボにはまる。
 土神ときつねは、ほぼ作品通りに進むが、ふいっとゴーシュが紛れ込んだりする。
 ぶら下がっている紙は、実は書簡。親友、保坂嘉内に あてたもの。それが、合間合間に挟み込まれる。二人の関係が、土神ときつねの世界に重なって行く。ああ、そう言う流れか。
 だから、土神ときつねのお話が終わっても、まだ、少し舞台は続く。だから、サブタイトルが「ふたりのケンジ」になるのですね。なるほど。
 いささか、マニアックに楽しんでしまうのでした。

 ところで、え~っと、お茶祭り企画も今月、ヨル♪宮沢賢治’19を上演するのですが、うん、「かぶった!」と思った演出があるのですよ。ええ、かぶりました。
 もう、ねぇ、この公演を観た方が、うちの公演を観たら「真似した」と思われるんじゃなかろうかって……いや、まぁ、いいんだけど、ほんと、たまたま偶然ですからねっと、ここで主張しておこう(笑)。

眠たい

 チラシの入ったキャリーを引いて日本橋界隈や黒門を歩くと、インバウンドに紛れてしまうな。
 さて、昨日はオープンマイク「眠たい事言うな」
 詠んだもの。『蛾と蟻』『たそがれ』『惨憺たる残暑』

第三部

 昨日、ウイングフィールドでのお手伝い終了後は、恵美須町へ移動。観劇三昧さんに寄ってから、インディペンデントシアターへ。福島三部作一挙上演。夜の第三部だけなら観れる!と。
 原発以前の福島、誘致する福島、事故後の福島を描く三部作。第三部は、のっけからあの日の再現で、容赦がなかった。それだけで、ぐっとつかまれた。あれは、生半可な覚悟では出来ない。一気に、あの時に引き戻された。
 横浜で感じたあの、揺れ、恐怖、不安。三年前に釜石に行った際に感じたこと、景色。色んなものが押し寄せてきた。
 阪神淡路の記憶も遠くなってきた関西で、あの日、関西にいた人にとって、あの冒頭はどんな風に感じられたのだろう。
 舞台は、あの日から半年以上過ぎ、年末の特番を考える福島の放送局の人々、取材される人々。語りたい言葉、語られたがる言葉を模索する姿を描く。
 容赦なく、抉ってくる。誰のための取材なのか、誰のための番組なのか。
 離れた、安全な場所にいるこちらも抉ってくる。
 あの頃、横浜にいてすら感じた不安。洗濯ものを干していいのか、窓をあけていいのか。野菜の産地が気になったり。子供達と関わる仕事だったから、余計に不安になっていたのかもしれない。彼らに与えるものは、なにが正しいのか。携帯で、毎日モニタリングポストの数値を確認していた。それでも、横浜ならそこまでだった。確かな暮らしが、そこにあった。取り戻した日常があった。
 舞台で描かれる、地震原発事故で暮らしが根こそぎ奪われた不安と怒りと悲しさと。
 容赦ない、本当に容赦がない。これを上演した谷賢一氏の、役者の、スタッフの覚悟。
 これが、演劇。舞台でないと出来ないこと。舞台だから出来ること。

 昨日は防災の日であったな。