川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

「よだかの星」配信スタート

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 いよいよ、配信が始まります。って、予告動画公開。はわわわわ、緊張しとるなぁ。配信用の収録をした後に撮りました。もう、カメラに慣れていないことこの上ないです。

よだかの星』は、お茶祭り企画としての公演で、2014年に岩倉さと子さんとのコンビでやり、2019年に千紘さんとのコンビで。それぞれ大阪と東京での2都市公演。そして、今回。
 改めて読んで、賢治は空を見ている人だなぁと思う。
 よだかが空を飛び巡りながら、遠くへ行ってしまおうと決意をする。その間の心情を表すように空が変化していくのだけれど、それは、まさに空の色、雲の色の変化を見ているからこその表現だな、と思うのだ。
・あたりは、もううすくらくなっていました。
・雲が意地悪く光って、低くたれています。
・雲は鼠色(ねずみいろ)になり、向うの山には山焼けの火がまっ赤です。
・雲はもうまっくろく、東の方だけ山やけの火が赤くうつって、恐(おそ)ろしいようです
・山焼けの火は、だんだん水のように流れてひろがり、雲も赤く燃えているようです。
・みじかい夏の夜はもうあけかかっていました。
う~む、日が暮れて、夜、夜が明けてきて……と言う空の姿が、よだかが悩み苦しみ、決意をし、と言う流れに重なっていく。
 この、流れて広がると言う描写とか。ちゃんと空を見ている人だなと思うのですよ。
 しかし、え?この間ずっとヨダカは悩みながら飛び回ってるの?とも思う。一晩中飛び巡ってたのか。う~む。
 さて、配信が始まってドキドキしております。これから一週間、まだ公演は終わっていないわけですな。 

振り返る

 公演翌日のミッション。
 ……洗濯物の山 _| ̄|○

 

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 昨日のひとコマ。紙芝居ではありませぬ。これが、私の語り芝居らしいところ。よだかとカワセミとハチスズメは、なんで兄弟なの?と言うお喋りをしております。
 

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記念撮影は、ピアノの千紘さんと、オンガージュサロンの呉多美さん。

 この場所は、去年出させていただいた、スプートニクさんの「ワーニャ/ソーニャ(ワーニャおじさん)」の会場。そのご縁で昨年の公演を多美さんが観てくださり、お声掛けいただいての今回でした。
 ここ、ご自宅なのですよ。ご家族の皆様が協力してくださるのです。お部屋を楽屋に提供してくださったり。もう、ありがたい限り。本番以外の時間はゆったりと過ごさせていただきました。感謝の思いでいっぱいです。

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 さて、前にも書いたけれど、9月21日は宮沢賢治の命日。
 去年はお客様に三ツ矢サイダーをお配りして、一緒に献杯
 今年は一緒に、とはいかない情勢。オンガージュさんがお持ち帰りの三ツ矢サイダーを用意してくださいました。
 と言うことで、私も持ち帰り。これにもゼロタイプがあるのね。
 あ、三ツ矢サイダー宮沢賢治が好きだったと言うことで。
よだかの星」の台本は、2代目。次にやる機会があったら、また作り直しかなぁ。外から見ると無事っぽいけど、中はぼろぼろだからなぁ。
 語り芝居の手持ちの台本であり、小道具であり、登場人物であり。
 お疲れ様でした。
 

オンガージュ文学館・本番日

 

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 今までのお茶祭りではやったことのない現代的な空間です。最前列と舞台エリアの距離は2メートルを確保しております。

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会場のお向かいでは、猫が「おかーさーん、あけて~」

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 お守り大事。
 黄昏龍生の書と、たれぱんだ
 今回は、普段使わないイソジンうがい薬。たまたま、買ってあったのよ。しかも未開封だったのでした。
 満身創痍で、それでも最後まで語り続けた千賀ゆう子と言う人の存在は、私にとって、離れた今だからこそ、大きい。
 そして、そんな面白そうなところでやるの、見たい見たい~と言ってそうなので、今回も特等席で見ているカマコ。

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 楽屋には素敵なおやつが。あんこ大事。

 
 さて、あっと言う間に2ステージ終了。あと一回だけど、このラスト一回は2作品やるわけで、ノンストップの一時間以上のひとり舞台。
 それに備えて、ゆっくり休憩。ぽやん、としたひと時。
 前の回、子供さんも多かったんだけど、よだかの星のラストを、あのリフレインをどう受け取ってくれただろう 
 あ、楽屋にしているのは、お母様のお部屋。「好きに使ってね~」とおっしゃっていただく。いや、もう、ゆっくりくつろげるだけで、どれだけありがたいか。合間の仮眠も心地よく……

 と言うことで、無事、すべてのステージが終わりました。長くてあっという間の1日。
 ご来場下さった皆様、気に掛けてくださった皆様、ありがとうございます。お陰様で満席。昨日、今日とお問い合わせがありましたが、お断りせざるを得ず、申し訳ありません。
よだかの星」動画配信の購入は28日までです(追記、延長になりました。ご購入は10/4まで、配信は10/5まで)。
 配信用に撮っているので、ちょっと違う角度から見れたりするかもしれません。こちらはこちらの楽しみがありそうです。
 
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 二日間で、すっかりオンガージュさんに餌付けされてしまった気がします(笑)

 打ち上げ的なことが出来ないコロナ禍。片付けたら、解散。
 とは言え、お腹はすくわけで、梅田のタリーズコーヒーに入って、コーヒーを飲まず、パスタと紅茶を頼んで食すのでありました(笑)。
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 そうそう、梅田駅、神戸線のすみっコぐらしさんがいました。これで、京都線のを観れたらコンプリート。
 てことで、無事帰宅。

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記録として

 オンガージュ文学館〜宮沢賢治の命日に寄せて
 こどもから大人まで楽しめるひとり語り芝居
  〜宮沢賢治の命日に寄せて「よだかの星
【主催】オンガージュ・サロン
【協力】お茶祭り企画
 
☆公演 2020年9月22日(火/休)☆
【時間・プログラム】
①11:00公演「星めぐりの歌」「カイロ団長」
②14:00公演「星めぐりの歌」「よだかの星
③18:00公演 「カイロ団長」「よだかの星
【出演】
川島むー(構成・演出・出演)
本多千紘(作曲・ピアノ演奏)
【料金】
予約 一般1,500円 /小学生以下1,000円
当日 一般2,000円/ 小学生以下1,500円
(③のみ一律+¥500になります)
【会場】
オンガージュ・サロン大阪市天王寺区勝山3−9−5)
【ご予約・お問い合わせ】
お名前・お電話番号・ご予約人数・ご希望(①11:00②14:00③18:00)をご明記の上、メールもしくは電話でお手続ください
<メール> engagesalon1646@gmail.com
<電話>  09099960330
*サイトからのご予約・ご購入も可能です(下の配信公演情報の下に掲載)。

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【お知らせ】
*コロナ感染対策のため、客席数を減らしております
*新型コロナウィルスの感染拡大の影響により公演を中止する場合がございますことを予めご了承ください
*ご入場前に消毒・検温のご協力、またマスク着用でのご観賞にご協力のほどよろしくお願い申し上げます
*咳・倦怠感・体温37.5度以上など、感染症の疑いがある場合はご来場をお控えください
*当サロンは大阪コロナ追跡システムを導入しております。ご来場の際はぜひご利用ください
*ご予約をキャンセルされる場合はお早めにお願い致します
*感染防止のため、出演者への面会・プレゼント・差し入れなどはご遠慮ください
 
 
 
 
 
 
 
 
 



 

収録日

 今日は宮沢賢治の命日です。

 明日の公演は3回すべて満席となりました。さて、今日は配信用の収録。つまりは、既に本番日。
 ただいま仕込み中。こちらは、アップして発声して。

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 そんな準備中に、まさかの、譜面台がっ。
 はい、壊れました。焦った。オンガージュさんが音楽サロンで良かった。お借りできます。
 しかし、譜面台、もうちょっといいの買わないとダメかな。前の壊れたのと違うところが壊れたので、合わせて完全品が1台出来るわけだが。よだかの星をやるには、2台必要なので。

 と言うことで、てんやわんやのうちに、収録終了~。
 緊張したよ。いつも通りやればいいと言われても、ね。やはり、初めてのことはドキドキします。
 さて、明日は本番。収録の私は、生での私と変わらないのか違うのか。さ~て、自分では判りませぬ。

明日に備える

14時の回に続いて、18時の回も満席となりました。ありがたい限りです。
 さてさて、明日はオンガージュさんで配信用の収録です。
今までも公演の録画はしているけれど、それは記録用の固定カメラ。カメラ複数用意しての収録は初めてですよ。ドキドキしますよ。
 ライブの動画は、過去に坂田さんが撮影してユーチューブで公開してくださっていたけれど、あれも配信を意識したものではないので、こっちはいつも通りにライブをやってるだけだったからなぁ。
 なにが初めてって、収音のためのピンマイクが付くことになりそうってこと。

 本番を前に、空を見上げる。夕焼け楽し。
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塩梅

塩を愛でる

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 いただきものの梅干しがなくなり、大事に大事にとってあった自家製梅干しに手をつける。
 2008年製の中から、でっかい塩の結晶が出てきました。
 置いて眺め、透かして眺め。小学生の頃、大きな塩の結晶作りをしたことを思い出します。

ひやり

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 取り違え事故を起こしそうになりましたよ(笑)。
 手にアズレンスプレーはともかく、喉にアルコールスプレーは、嫌だな。

こだわる

 宮沢賢治の作品は、そりゃあたくさんの人が取り組んでいるわけで、だから、悩む。
 この解釈、この解説は、もう誰かやっているんじゃないか?手垢がついているのではないか?この演じ方は誰かがやっているのではないか?
 それでも、やり続けているこの、【ひとり語り芝居】と言う形。ここ数年、お友達、演劇つながり、ではないお客様がいらっしゃることが、心強い。
 「よだかの星」は、実は苦手な作品。「やらないんですか?」とずっと言われていて、どうしたらこの作品を演じられるのかと、考えて考えて、数年前、ひとつの形にたどり着いた。
 この作品に対して抱えたわだかまり、それを形にすること。けれども、宮沢賢治の言葉はかえない(リフレインは、入れる)。
 演じようとしたことでの発見もある。それは、私の抱えたわだかまりを確信に変えるものでもあった。
 苦手だった物語を、だから、この形で届けたい。
 ご覧いただけましたら幸いです。
 公演・購入の詳細はトップの未来日記に。
★配信の購入は28日までです。