*いささかネタばれあり、注意*
今日はお仕事。採点の終わった答案を持って予備校へ。早めに家を出て、映画を見ることにする。今日はレディスデーなのである。男性への差別だ!という意見もあるが、ま、私にはありがたい。映画館に着いた時間は、当初の予定より遅れ気味。長蛇の列。うむむ。立見で(実際には壁際通路で座っていたが)見たのは『ゆれる』。
何だか、役者の力を見せ付けられるような映画であった。香川さん、あなたはすごすぎます。恐いです。
もしも、この人が歌舞伎役者になっていたら、こういう芝居をする人にはなっていなかったのかしら?などと考えてしまう。人の運命なんて、わからないもんだ。ま、どのみち、役者街道か突き進む人だったのだとも言えるが。
オダギリジョーは、女性の心をつかんでしまう人だ。あんな目で泣かれたら、抱きしめてしまうよ。色気のある男は、もう…。
だが、一番私の心に刺さった光景は、ラスト近くの伊武さんが洗濯物を取り込んでいるところ。過ぎた時の重さ、悲しさが、ぎゅうっと詰まった一瞬であった。
後味爽やか〜な映画ではない。兄弟の葛藤。女三人のわが姉妹。やっぱり、それぞれに、抱えているものがあるのだろうか。ゆらゆらと、つり橋のようにゆれる心を抱えて予備校へ。
追加があるとは聞いていたが、え?世界史?いや、やりますよ。公演あるし、蓄え作っておかないと、かなりやばい事態になってきているので。
で、帰宅して早速チェック開始。記号で選択する問題の正解が、順に並べると「ソ・シ・キ・イ・サ・オ」。ソシキイサオ、ソシキイサオ…ささきいさお?頭の中で、歌声が聞こえてきた。誰か止めてくれ〜。