一昨日の中目黒散策では、楽しいお店がたくさん。あちこち覗いていた中の一軒は、なんと言えばいいのかしら?雑貨屋さん?古雑貨屋さんとでも言うのかな。色あせたり錆びたりした愛らしい道具たちや、それらを利用した作品が並ぶ店内は、大人のおもちゃ箱。
ふと、目に留まったのが、絹糸。いつ頃のなのかな。渋い色合いに心惹かれる。
「他の色も、ありますよ。」
とお店の方が声を掛けて下さる。え?と思ってる間に箱を抱えてきて下さる。そこにいっぱいに並んだ糸糸糸糸・・・、うわぁ。
・・・実は、最近、糸を買おうかなと思っていたのだ。いや、ちょっと、新たな細工モノに興味が沸いて。不器用なくせに、作りたがりやってみたがり。本は買ったものの(この、本の可愛らしさに惹かれたとも言える)、まだ手を出していなかった。う〜ん、これは、「やれよ」と言う暗示?
こっちかな?あっちかな?この取り合わせは?あ、この色も良いよ。ユキチちゃんとお店の人と三人で、あれこれワイワイ言いながら、5色購入。ひとつ50円。素晴らしい。
落ち着いてふと見れば、お店の奥に太陽の塔の置物。思わず、話が弾む。嬉しそうに、待ち受け画面の太陽の塔を見せたりして。
「一度行ってみたいんですよ。」
毎日その傍らで働いていた身には、なんだかくすぐったい。大阪観光のついでだと、あそこまではなかなか行けない。
「太陽の塔に行く、と言うつもりで予定組んだほうが良いですよ。その傍に民族学博物館と言うのがあって、そこも楽しいですから。」
と、前職場をさりげなく、いやさ、はっきりとアピール。うん、でも、このお店の人なら、あそこは楽しいと思うのだよ。是非、訪れて下さいませ。