川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

賢治さんをめぐる、読書

 さて、詩ボクも迫っているが、お茶祭り企画のことも考えないと。と言うことで、図書館で宮沢賢治関連書籍をあさる。

『隠された恋 若き賢治の修羅と愛』牧野立雄
イーハトーブ乱入記 僕の宮沢賢治体験』ますむら・ひろし

 この週末に読むつもりで借りてきたのだが、あ、あれ?なんだ?相方が読みふけっている。そんなに、隠された恋が気になりました?

 と言うことで、こちらは乱入記を読む。『銀河鉄道の夜』ってよく判らん!と思い、どうしても読みこなせなかった私が、もう一度向かい合うことが出来たのは、あのアニメを見たから。猫で描かれたあの世界が、実に、すんなり自分の中に入ってきたっけ。そんなことを思い出しながら読む。
 そっかぁ、ますむらさんも、子供の頃に宮沢賢治を読んで混乱し、首をひねっていたのか。その後、十代の後半で再会、そこから猫を描くようになっていったそうだ。

 ・・・私は、十代後半にもう一度、と思ったが、やっぱり読めず、二十代後半になってようやっと。三度目の正直・・・ははは・・・

 と、そう言う違いはあれど、ますむらさんが賢治作品と向かい合いだしてからの、発見やら驚きは、とても、よく判る。そう、そうなんですよね。と、心の中でうなずく。後半は、映画化にまつわる話。天気輪の柱を、三角標を、どう考えるのかと言う話。この辺りは、もう、謎解き。推理小説を読んでいるようだ。あっと言う間に読了。
 く、無性にますむら作品を読みたくなってきたぞ。う、ここの図書館には在庫が無いわ。中央から取り寄せか、漫画喫茶か・・・。


 
 え〜っと、そっちの本をそろそろ読みたいんですけど〜。





 さて、だからと言うわけでもないが、今月のPoe-Triでは自作詩ではなく宮沢賢治作品を読む予定。前に、六本木でやったのだが、この季節に、もう一度やっておきたかったのだ。むふふ。
 9/24 池袋Tri 8時半スタートです。よろしく〜。詳細は、後日改めて。