川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

日暮れ、ささくれ・・・

 えっと、行けないだろうと言っていたのだけれど、結局、昨日、観に行きました。椿組『ささくれリア王』。
 楽しかったですよん。公演を前にした劇団をめぐる物語。稽古場となっている倉庫を舞台に物語が描かれています。

 バックステージ物って、下手すると内輪話になってしまうけれど、これは、違うよね。劇団と言う形を借りて、人が人と一緒に何かを作る事を描いた物語。ひとつの集団に違う世界の人が投げ込まれる事で、どちらにも変化が起こっていく。あ〜、この作家は人が好きなんだなぁと、そんな物語でした。

 ちなみに、29日まで。http://homepage2.nifty.com/tubakigumi/sasakure.html


 それにしても、去年は5月末に、このザ・スズナリでトリのマークの公演に出ていたのだよなぁ。あれは、スズナリが無くなるかも、と言う話から着想した物語。そこに劇場はあるのか?そんな話だった。
 で、3月に出た第2劇場の公演は、ウイングフィールドが無くなるかも、と言う話から着想した物語。劇場とそこで公演中の劇団の物語。
 そして、昨日。その第2劇場で同期だった阿藤智恵の作・演出の芝居が、公演を前にした劇団の物語。公演場所は、ザ・スズナリ

 ん〜、なんか、ぐるぐるっと一周した気分だ。芝居をすると言うこと、劇場とか、人と物を作る事とか、劇団とか、なんか、あれこれ考えてしまったのでした。
 と言うことで、帰りの電車では、ちょっとうるさいやつになってしまってました。相手をしなきゃならんかった相方、お疲れさん。