揺れの中で、ふと頭をよぎったのは、ベランダから見えるお家の一軒が、屋根のお直し中だったこと。屋根の上の職人さんは大丈夫だろうか?
しばらくして見ると、作業してはりました。そりゃ、養生しないと降りるわけには行かないものね。それにしても、余震が続く中・・・安全ベルトとかあるだろうけど・・・と、離れたところでやきもきしている人がいるなんて、思いもしないんだろうなぁ。
激しい余震に再び机の下。震えながら開く携帯。・・・常時出ている文字情報(iチャンネルって言うの?)に、脱力。非日常の中、そこには、変わらぬ日常。
うちは、小さなマンション。一人暮らしのおばあちゃんが心配で様子を見に行く。出会ったのは、そのお隣さん。「○○さんのお家は親が仕事で子供だけだから、うちに来るよう声を掛けたんです」「玄関はちゃんと開けておいた方がいいですよ」などなど・・・しっかり者だねぇ。発言主は、小学生の坊やです。・・・って、その後一人でキックボードで遊んでました。まだ余震が続いてるよぉ。
街は停電。玄関からの眺め。駅向こうは点いているのかぁ。などと思いながら、ふと下を向いて歩道を見ると、自転車。街頭の消えた薄暗い道を・・・携帯見ながら走るなぁ〜!こわっ!
懐中電灯片手に外に出て見る。明かりを消して星空を確かめる。
ありえない状況の中で、空を見上げられたのは、映像も見られず、状況を把握をしきれて居なかったからだろうなぁと、今にして思う。