六本木駅から稽古場所に向かう。歩道を歩く。
…なんじゃ?
向こうから、やたら集団がやってくる。よく見れば、何やら共通したゼッケンやらバックやら。ピンクのリボンのマーク。
スマイルウォーク。
「乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の大切さを伝える」活動。
うん、それは、大切だね。大事な運動をされているとは思うのですが…。
「いっぱい歩いたよねぇ」などと満足げに言葉を交わしながら、お喋りをしながら、狭い歩道を二人三人、並んで次々とやってくる人々。向かいからやって来てる人達の事は見えてますか?
こっちは車道に出て歩くのですか?車道を横切って反対の歩道へ行けと?
よける気が無いというか、見ちゃいないというか。
いい事をしている、正しい事をしている、と言う満足感に浸って他が見えていない人・集団が苦手です。
まぁ、つい、やってしまいがちで、人のふり見て我がふり…なのでありますが。
せっかくの活動が、反感を持たれちゃあいかんと思うのよ。特に、何かに「反対!」とか強く訴えるタイプのものでない場合は。
…アトピーでボロボロの頃、病院で採血した帰りに、どこぞの婦人会のご婦人にしつこく献血への参加を求められて、切れそうになった事があってね。どうにも、いかんのですわ…