川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

アレルギー

 「アレルギーか 給食後に小5死亡」と言うニュースが少し前にあったが…。

 つらいなぁ。

 別メニューにしていたのにそれ以外のものを口にしてしまった状況は、もう、想像するしかないけど、本人も周りも、こんなことになるとは思わなかっただろうな。本人にしっかりしつけをって、言う人が居るけど、してたんだと思うよ。でなきゃ、ここまで大きくなってないでしょ。少しずつ、親の手を離れていきたい年頃だからこそ、起きてしまったと言う気もする。
 お友達と一緒、と言うのが大事な年頃でもある。
 
 この年齢の頃、掃除のとき、冬場はゴム手袋を使わせてもらってたことがあります。アトピー体質、手荒れが半端なかったので。
 でもね、周りの友達が「冷た〜い」と言いながら雑巾絞っているのに混ざれないのが、寂しくもあった記憶。冷たい!と言う気持ちを共有して盛り上がってるからね。


 トマトを食べると唇がかゆくなる、お寿司を食べると唇がかゆくなる。

 と言うのは誰でもそうなのだと思ってました。

 小さいころから、トマトのまるかぶりが大好き。で、その後は、水道で唇を洗いまくるのが常でした。
 大人になってから、あれ?と気が付いた。親も、「ええ〜、そうやったん?」それから、トマトは小さく切るようになりました。
 まぁ、唇に、トマトの汁やお醤油が当たるのがいかんって事ね。アレルギーと言うほどの事ではない。

 20代、アトピー真っ只中のある日、痒いなぁ。なんだ?この体中のボコボコは?!いつもの症状とは違うものにびっくり仰天。蕁麻疹、初体験。その日は休日。当時かかっていたのは市民病院。「何かあったら連絡を」と医師の自宅の番号は貰っていたので、即電話。「私も行くから、すぐ病院へ!」と言う指示のもと病院へ。点滴。その時は、原因がよく判らなかったのだが、後に、別の病院にかかるようになって、ある日、またも蕁麻疹。何事?!

 そんなこんなで、ようやく確信。ある抗生物質が共通してました。即発症!ではなかったので、どうかなぁと思ったのですが、どう考えても共通してる。と言う事で、それだけは避けるように。
 お薬手帳やらなんやらに、しつこく明記。はじめてかかる病院でもしっかり申告。
 
 あの苦しさは、ほんま、たまらんかった。

 昔はそんなものなかった、甘え、現代病と言う人も居るけど、多分、それはアレルギーで死ぬ事があると言う事が知られていなかったからではないのかな。死ぬほどでなくても、痒かったり唇が腫れたりの子は居たと思う。死ぬレベルだと、多分、原因不明。大人になれていなかったんだろうな。まぁ、昔はあまり口にする事のなかった食材へのアレルギーだと、そりゃ、現代病と言えなくはないけど。

 亡くなった子は、ほんま、苦しかったやろなぁ。周りの子供たちのショックも大きいやろなぁ。食べてはいけないものがある、と言う事の怖さを実感はしていなかっただろうからなぁ。辛すぎるよ。 

 誰かを責めてるのではなく、どうすれば、同じような事が起こらないように出来るのかを考えなくてはいけない事なのだと。