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楽園王『物語』@駅前劇場
スランプ気味の劇作家のもとに「私の登場する物語を」と依頼に来る女。舞台に登場する二人の劇作家の世界は、似ている部分と違う部分。そこの謎が、さて、後半……以下、ネタバレ自粛。
物語はなんのためにあるのか、と言うことを考えました。失ったもの、果たせなかったことを、取り戻す。私が共感できる私の物語を人は探している。
切なく愛おしい物語。ああ、長堀さんってば、素敵な物語を書いてしまいましたね。2時間越えの長尺の物語は、その長さを感じさせず、あたたかな思いを抱いて拍手をしておりました。
まぁ、張りまくった伏線の回収のさせ方が楽しくって。
実は、今週はNHKが深夜に『ちかえもん』の再放送をしていたのですね。あれも、伏線はりまくって、最終回に一気に回収していったのだが、それを知ったうえで、もう一度見ると、「ああ、そうか」と納得したり切なくなったりで、何も知らずに見ていた時とは違う楽しさがあったのでした。
うん、ちょっとその感覚を思い出しました。なぜか?それは劇場にて確かめてみましょうよ。