久しぶりに、池写真。
2枚目と3枚目、同じ場所です。「どいて」「あ、はい」みたいな感じで、交代してました。
マンション農園のまだ未使用のエリアに、きのこのこのこ。きのこは以前からはえていたのだが、ひょろんとした黒っぽいのばかりだった。が、急にこんなのが群生。
宮沢賢治の『土神とキツネ』の中で土神が、黒い土から青い草や黄や白の花が咲くのはなぜだろうと言う疑問を呈する。草の種子が青や白をもっているのではないかと言う答えに対し、土神は言う。
「さうだ。まあさう云へばさうだがそれでもやっぱりわからんな。たとへば秋のきのこのやうなものは種子もなし全く土の中からばかり出て行くもんだ、それにもやっぱり赤や黄いろやいろいろある、わからんねえ。」
土神の気持ちになって、地面にはいつくばって、きのこの不思議を眺めてみるひと時。
あ、マンションの壁に蝸牛。岸田理生『料理人』の台詞を思い出したりする。