いいむろなおきマイムカンパニー『オリンピアの夢』を観てきた。
開演すると、客席通路に佇むいいむろさん。迷い込んだのは、誰の夢だったのか、夢見たのは過去か未来か。
古代オリンピアの祭典と近代オリンピックのイメージが重なったり離れたりしながら紡がれる世界。
今まで観たいいむろさんの作品で、具体的な歴史に触れたものを見た記憶がなかったので、新鮮でした。
清水先生の作る温かさと哀しみを感じる物語のパントマイムも好きだけれど、いいむろさんの鍛えた肉体で見せてくれる世界も好き。あと、ちょいちょいぶっこんでくるネタが、関西人だなぁと(笑)。
実は、来月のあちこちライブで宮沢賢治の『けだもの運動会』をやるのだが、解説で古代オリンピアの祭典と近代オリンピックの話をするのである(東京では何度かやっているけど、大阪では初お目見え)。ライブ中、あのクーベルタン男爵を思い出して、ふっと笑ってしまいそうですよ。