川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

夏の夜の夢の中へ

 昨日、久しぶりの映画館で観たのは、ナショナルシアターライブ『夏の夜の夢』。
語りたいことは山ほどあるんだけどね。とにかく、楽しくって幸せで、それだけに今、失っているものの大きさに……もう、色んな感情がごっちゃになって、涙があふれてどうしようもなかったのでした。

 ということで、改めて、感想など。
 ネットで感想を上げている中で、パックに肉球タトゥーがっ💓と悶絶する猫好きさんを何人か目撃。
 細かいところが見えるのが、映像の良さですね。
 私の細かいポイントは……職人集団の素人芝居を披露する時のお揃いのトレーナー。胸のところに悲劇と喜劇の仮面のシンボルがあったこと。行き届いてるなぁ。
 それにしても、見事な空中パフォーマンス。エアリアルを繰り広げる妖精の皆さんの筋肉に見惚れてしまいました。パック役の人がエアリアル初めてって、マジですか?めっちゃぐるんぐるん回ってはりましたよ。で、楽しそう。
 パックのちょっとイカれた感じと、不意に見せる不安げな寂しげな表情もたまらない。
 大掛かりで細かく、大胆で繊細。画面越しなのに、一緒にその場にいる気にさせてくれるのは、映像が行き届いてるからなんだろうな。作品紹介の女性が最初っから楽しい!ワクワクするわよっ!と言う前のめりテンション高めで、こっちも、開演を待つワクワク感を共有。
 最後には自然に拍手。スタンディングオベーションしかけて、ちとそれは思い止まったけど、それぐらいの臨場感と楽しさ。
 まだ、自分の中にフワフワとハッピーな気分がただよってます。

 だから、現実とのギャップが……(*T^T)