今、住んでいるところの氏神さんの例大祭は、湯神楽があるのですね。なかなか行けなくて、数年振り。来てる人が少ないし、根っからの地元の人間でもない私は、なんとなく、身の置き所に戸惑うのでした。
人形(ひとがた)に息を吹き掛け身体を撫でて……、こう言うのは新鮮。
笙って、やっぱりパイプオルガンだよなぁ、などと思ったり。
湯神楽の釜を見ながら、先日見た芝居を思い出したり。
お札と撤饌をいただき、帰る。
お雑煮のお出汁かなぁ。
学童にて。
「むっちゃんって、大学行ってた?」
「行ってたよ」
「どこ?」
「大阪大学」
「あ~、……だいだい(大大)(笑)」
脱力感、半端ないな。
ちなみに、大阪教育大学は大教大。
大阪工業大学は大工大と思ってたら、学会では阪工大が主流とか(Wikipediaによる)。音だけ聞くと、ものすごい反抗心溢れる若者が集ってそうだ。
学童と言えば、17時過ぎるともう暗くてね、ほんと、子供達はよくこの中でドッジボール出来るわねと感心する。道へのボール飛び出しのフォローで公園の出入口辺りに立って見守っていたけど、まじで、ボールを見失うわ。
さて、夕食に、じゃがりこで手抜きポテサラでもしようかと思っていたのに、スーパーで久しぶりに出ていたもんで、予定変更だな。
今日の学童。
【その1】「むっちゃん、むっちゃんむっちゃんむっちゃん」用はないのにじゃれたくて名前連呼してくる男子。
「安売りせんといてくれる?」
「え~、むっちゃんむっちゃん、3割引~」
「ちょっと、私、いくらで売り出されてるの?」
「3億!」
「(あら、以外に高額)へえ、3割引で3億ってことは、元値はいくら?」
「え、え~っと……。むっちゃんむっちゃん、5割引~」
計算が楽になる方にシフトかいっ。
【その2】高学年男子。私と女子二人との4人でトランプ。女三人でウケたネタがあり、大笑い。すると
「あ~、もう、この女子どもは(笑)」
「あら、女子ってひとくくりで言われたわよ」
「あ、こちらの方は、女性」
「ちょっと~。そう言う言い換えが出来るようになったのね」
軽く突っ込んだら、
「いや、もう、あの……」と照れだして、可愛いのぅ。
今日も子供達は面白い。
さて、上記のトランプ遊び、最初、「スピードやろうか」と声をかけたら、「出来へんで」とニヤリ。「だって、ほら、これ見てみ」新しく入ったトランプは、きゃあ、可愛い。かこさとしさんの『からすのパンやさん』のデザインだわ。
「ほら」と中を見せられる。お、おお~、なるほど。
さて、なぜ、「スピードは出来ない」のでしょう。
……厳密に言うと、出来ます。やりましたけどね。
実は、トランプに、赤黒の区別がないのですね。マークは絵本に登場するカラス4羽。で、それは隅っこにいるだけで、札のメインのところは4種のパン。あんパン、食パン、メロンパン、かにパン。これが並んでるもんで、パンを食べたくなる。
「かにパン、どっから食べる?」
「目ぇぶちって取って食べる~」
「足から食べる人は?」
などとやってるうちにらふと思いつき、
「じゃあ、目ぇとハサミと足取ってお皿に置いて、お腹から食べるってどう?」
と言ったら
「サイコパスになっちゃうから、ダメ~」
と言われました。サイコパスて……
という事で、今度、かにパン見つけたら、サイコパス食べを、してみよう。
昨日観に行ったのは、下鴨車窓プロデュース『舟歌は遠く離れて』脚本:田辺剛、演出:山口浩章(このしたやみ)@アイホール。
舞台は船の中。暮らしていた地を追われ、遠い祖国へ向かう人たち。母娘、兄妹、男、船員、そして……
なんだか、ずっとゆらゆらと船で揺られていた感じがした。登場人物たちの心もずっとゆらゆら不安定で寄る辺が無くて定まらなくて。それぞれの抱えたわだかまりでぶつかり、ふっとそれがほぐれるような瞬間があり、と思えばまた突き落とされて。
遠くどこかの話のようで、すぐそばの話のようで。なるほど確かに観る側の状況で受け止めが変わって来る物語。
どこか詩のようなセリフが心地よい。
役者の居方も好み。派手な動きはない。寝る、立つ、座る、横を向く。動作ひとつひとつに無駄が無い。窓のない船底に近いと思われる船室とその更に下。アイホールのタッパが生きる舞台美術。
胸にザワザワしたものが残るのに心地良かったのでありました。
今日はアイホール。おっと、伊丹だね。いったん、ホールを通り越して、
ニトリもこんな風になってる界隈。
さて、私はどこに何を買いに行ったでしょう。
目当てのものを買って、ウキウキとアイホールへ。下鴨車窓プロデュース『舟歌は遠く離れて』。本が田辺剛さんで、演出が山口浩章さんだから、観たかったのね。観劇日記は明日。
観劇後に再び買い物。
豊中の森のおはぎの姉妹店キツネイロ。どら焼き三種類買って帰りました。
・レモン寒と小豆色あんを黒糖生地で
・抹茶バターあんと小豆あんを抹茶生地で
・渋皮栗とバター小豆あんをしっとり生地で
美味しゅうございました。
本屋さんにも行きました。再びのブックサンタをしたくて。
この前は中高生あたりを目安に詩集を買ったので、今日は絵本。迷って悩んで、大人になって買い直したくらいに好きな絵本二冊。『いちごばたけのちいさなおばあさん』『ありこのおつかい』。あと、持ち帰りで絵本じゃないのを一冊。小さなお友達にあげたくて。
あ、観劇前の買い物は、小西酒造(白雪)の長寿蔵。こぼれ梅購入。
ちなみに、うちからアイホールへは、阪急の川西能勢口からJRの川西池田駅へ乗り換えて。ふと駅前広場を見ると……
ん?金太郎?なんで?
川西は清和源氏、多田源氏の発祥の地。清和源氏のひ孫(清和天皇第六皇子の孫)源満仲が本拠地としている。で、この満仲の息子が、かの酒呑童子退治で知られる源頼光。それに仕えた四天王のひとりが坂田金時、つまりは金太郎。
でもって、川西市の満願寺に、坂田金時のお墓があるのだそうな。……そ、それは知りませんでした。
古いものが残っているお寺のようで、これは、機会を見つけて行ってみたいな。