川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

気になる言葉(みつをと五輪と韓流と)

 通りかかったレストランの窓に、○田みつをらしき書体のポスター。あんまり好きじゃないんだよな、と思いながら良く見ると「にんじんだもの をみつ」。パロディであった。一目で分かる書体と文体。いじりやすさも、流行の秘訣か?
 
 オリンピックが始まった。興奮状態での中継は、聞いていて引っ掛かる言葉の出現率が高くなる。で、「独壇場」。「○○選手のドクダンバですね」。それは、ドクダンジョウではないのですか。土壇場ならドタンバだけど。まぁ、「独壇場」自体が「独擅場」(ドクセンジョウ)の誤記が定着したものではあるのだが。
 あと、「大舞台」。「○○選手、このダイブタイに…」も気になったが、今はそれでもいいらしい。ただし、古典芸能の場では、あくまでもオオブタイ。

 韓流ドラマにあまり興味はない。が、先日、料理が美味しそうで『チャングム』を見た。気になったのは、連発される「王様」と言う言葉。違和感を感じる。子供っぽく聞こえる。何でだろうとしばし考える。で、思ったのだが、「王様」と言う言葉は昔話や童話の世界の用語ではないのだろうか。リアルな世界では「○○王」や「陛下」とするのではないのだろうか。だから、「王様はおなかの具合が良くない」と言われると、「痛いよぉ」と泣いている、アニメタッチな子供の王様の姿が浮かんでしまう。私が考えすぎなんだろうか?

 近代戯曲に取り組んでいる。作家本人に聞けないので、意味がつかめなかったり、漢字の読み方(例・女房さんと書いて、カミサンかニョウボウサンか、など)が分からなかったり。演じる側としてどう解釈するか。本番まで、あと一ヶ月である。
 自分の言葉にも取り組む。自分の書いた詩を何度も口ずさむ。自分で気が付かなかった意味に気が付いたり、新たな読み方を見つけたり。観客からどう解釈されるのか。詩のボクシング大阪大会予選まで、あと半月である。