川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

ワークショップ終了

 長いようであっという間のワークショップであった。終ってほっとひと息。相方にあれこれ喋りながら、頭の中を整理中。
 
 芝居するって、面白い。と改めて思う。フラフラと覚束ない足取りながらも、続けて来れたことに感謝。
 でも、今のまんまではあかんやろ、とも思う。「現役俳優のためのワークショップ」と言うことで、自分が参加していいものなのかは悩んだし、参加出来る事になったらなったで、どんな人が来るのだろうと不安になったり。
 初日に配られた参加者名簿。その経歴を知ったら、多分、気後れしてしまうんだろうなぁと言う気弱な自分を知っている。だから、あえて、その名前での検索はしなかった。ワークショップの間は、同じ受講生と言う位置に、自分の気持ちを置いておきたかったから。それでも最初のうちは、話をしていると、置いていかれているなぁと感じる時もあったのだ。さすがに、毎日朝から夕方まで、12人で顔を突き合わせていると、そういうこと、気にしとってもしゃあないなぁと平き直っていたが。

 収穫の多い時間であったなぁとしみじみ。役者としての技術ってあるんだよなぁと実感。たくさんのエクササイズは、「道具だからね」と池内さん。絶対的な法則とか処方箋では無い。演じる時の手がかり。その時、どの道具を使うかは自由。自分で作り出したっていい。その道具で「遊び倒してね」とこれまた池内さん。

 職業としての役者、と言うものについても考える。あの場に居た人たちは、職業として「俳優」を選んでいる。講師の方たちもその前提でワークを進めている。そのことの重み。そんな中に参加させてもらった私は、どうするね?この先の、お茶祭りの方向は?考えること、やることが、いっぱいだぁ。


 取り合えず、来月の表現教育講座。実践講座やワークショップ(一つは友梨さんだ〜)があるのだ。しっかり吸収するぞぉ。あと、デバイジング講座もある。まだまだ花伝舎通い。戸塚〜新宿は、片道690円。回数券買うのにちょいとビビッてしまった。
 
 ちょっと詰め込みすぎかなぁとも思う。でも、大阪に居てたら受けられなかったもの。今気になることは、今やるしかないのだ!



*追記*
 もう一つ、これはワークショップの中では話す機会がなかったのだが、関西と関東の言葉と言うか、それにまつわる文化の違いと言うものについてもあれこれ考えた。関西で育った人間と関東で育った人間とでは言葉に対する感覚が違う。それはイントネーションとか語尾の問題ではなく、会話のやり取りの仕方、間の取り方。どちらが良いとか悪いとかではなく、違うということ。それは、多分全国どこでもそうなんだろうけれど。大阪を自分の場と考えるなら、そこを自覚して居ないとまずかな。やっぱり、文化の東京一極集中、全国東京化はまずいでしょ、とも思う。このあたりは、まだ自分の中でうまくまとまらない。でも、考えなくてはいけない事。演じるだけでなく、書くことにも関わっているのだから。