川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

おそその話

 昨日は、俳優座劇場へ観劇に。

 『ヴァギナ モノローグス』のプレビュー公演。

 あ、タイトルで逃げないで下さいね。

 様々な女性へのヴァギナについてのインタビューを基に構成された舞台。(・・・ん?そういえば、この前観た『トーキング トゥ テロリスト』もインタビューを基にしたものだったなぁ。)
 世界中で上演されていて、日本初演は2006年宮本亜門演出だったそうです。

 昨日の舞台は、サインアートプロジェクト.アジアンによるもので、手話の女優と喋る女優とで構成。二人一役かと思えば相手役もやったり、6人の女優が忙しく舞台を動きながら、自分の身体なのにおおっぴらに語られる事のなかった女性器について語っていきます。
 ジメジメした感じはなく、むしろカラリと爽やかで、なんと言うか、女性が(あ、多分、男性も、だと思うのですが・・・)女性としての身体を、命を、愛おしく思えるような、そんな舞台でした。
 もちろん、原作がアメリカのものなので、日本人には判りにくい感覚もあったりするのですが、その辺りもちゃんと押さえた演出があって、ちょっと安心。
 
 内容だけではなく、手話と言葉による構成・演出が、心楽しかったです。

 ん〜、なんと言いますか、観てもらいたい舞台だなぁと思いました。タイトルでキワモノ的な想像をしてしまう人もいるかもしれませんが、まっとうな、ユーモアに溢れたあたたかな舞台です。
 公演は23日までです。チケット、まだあるようです。そんな、もったいない!お時間のある方、ご覧になってみませんか?

 詳細はこちら。
http://www.sapazn.net/TVM.html


 終演後のロビーでの乾杯にご一緒させていただきました。手話と声とが飛び交う空間。あ〜、手話がわからない自分が、ちょっぴり残念。