12/6(日)のメインイベントは、みんぱく(国立民族学博物館)訪問でありました。
まずは特別展「自然のこえ 命のかたちーカナダ先住民の生みだす美ー」を拝見。
特展館一階はカナダ文明博物館の巡回展、二階はみんぱくの収蔵品から、と言う構成。
先住民の文化、と言っても、そこには他の地域との関係があり影響し合いながら、今の形があり、変わりながら伝えられる変わらないものがある。そんなことを思う。
40年前の朝日新聞に連載された現地での暮らしと現在の違い。それはそうだろうと頭では思っていても、あんな風に、くっきりと見せ付けられると、これは、どうなのだと思ってしまう。
それでも、変わらない部分、いや、変えてはならないと思っている部分がある。鯨捕獲やポトラッチの映像を見ながら思う。
白人が入って来たことにより失われたものはあまりに大きい。でも、ただそれを嘆くのではなく、では、どう次の時代に向かうのか。そんな模索がされているように思う。
そうそう、動物達との関わりを見ていると、そこにアイヌの人達の動物との関わり方と通じるものを感じる。自然に対する畏敬の念、命を戴くことへの感謝の念。自然は、支配するものではなく、ともに生きるものであると言う感覚。
それにしても、やっぱりこの文様の作り方は面白いなぁ。なんでこれが熊?とか思っていたけれど、それを解説するアニメがちょっとツボ。解説の言葉(字幕)が・・・。「クマに立ってもらいましょう」云々。分割表現そのものより、そこが気になった私でした。
二階のみんぱく収蔵品は・・・あはは、懐かしいや。ちょうど私が勤めていた時に搬入された資料たち。シロクマ君の毛皮を前に一人でニヤニヤ。頭を膝に乗せている写真が、どこかにあったはずだなぁ。みんぱく写真も、整理しないとなぁ。
思った以上に時間が過ぎていた。いやん、常設展の時間が〜。本館へダッシュであります。