童との日々は、色んなことがあります。
【その1】
毎日のように怪談本を読んで読んでと持ってくる子供達。もっぱら低学年さん。で、ちょいちょい、意味が理解出来ないようで、ひとつお話が終わると
「どういう意味?」「なんで?」
怪談の結末に、「なんで?」と言われてもなぁ。ん〜、私の読み方がまずいのかしら。次はもうちょっとゆっくり読んでみよう。
難しい言葉や初めて出会う言葉が理解できないのは、仕方が無いな。家庭科室に置かれたマネキン人形が出てきて、マネキン人形が判らないらしいので説明しようとしたら、
「ああ、あれ?人間なんだけど下の方が魚の、でしょ」
……うん、ちょっと違うね……
この子の中ではいったいどんな怪談が展開されているのでしょう?マネキン人魚の話を読んでみたいです。
【その2】
公園での外遊び。1年生に一度は披露する草笛。私が出来るのは……細長い草の葉を両手の親指を合わせた間に挟んで隙間に息を吹き込む、と言うもの。やってみたいと寄って来るのだが、「親指の間に挟んで〜」と見せながらやっても、親指と人差し指で挟んだり、親指と親指の先っぽでちょこんと挟んでみたり。ん〜、これ以上どうやって説明すれば……。形が出来ても、今度は、息を吹き込むと言う行為が出来ないんだなぁ。うむむ。
【その3】
なぞなぞ本も好きな小学生。
「50円で日本中旅を出来るのな〜んだ」
「はがき!」
「違う」
「(いや、そんなはずはと思いつつ)郵便?」
「うん」
えっと、ハガキは50円だけど、封筒のお手紙は80円でないと届かないよ〜、と言うと、
「そうなの?」
……うん、あんまりお手紙は出さないかな。あ、ちなみに、なぞなぞ本はそんなに古い本ではありません。念のため。
【その4】
「なぞなぞ出すよ〜」はいはい。
なぞなぞ本をパラパラとめくり、
「いつもウインクしてる虫はな〜んだ」
???
「……降参!」
「ええ〜判んないの〜」
「答えは、カタツムリ!」
……カタツムリは、虫なんですか?あ、いや、でんでんむしって言うか……