おぜんざいとお汁粉。
大阪で生まれ育った私の感覚では、粒々のあるのが「おぜんざい」、漉し餡でサラ〜ッとしてるのが「お汁粉」。
でも、関東では前者が「田舎じるこ」で後者が「御前じるこ」。と、以前、奥村彪生さんの本で読んだが…。
相方(福井出身)的には、餅が入っているのが「ぜんざい」、白玉が入っているのが「しるこ」だそうな。
手もとのレシピ本は奥村先生のだから「ぜんざい」。そこに挟んである新聞の切り抜きレシピも「ぜんざい」って書いてあるよ〜、と思ったら、「土井信子のおばあちゃんのおやつ」と言うコーナーだよ。ええ、大阪の人。そうか、と思って、豆料理の本を見たら、おぉ、「おしるこ」ってなってるよ。
今日は学童で小豆を炊いていた。明日に向けて(鏡開きの日)。
…って、吹き零れや水不足が心配で、ついついお鍋の傍へ。なんだか、あまり子供達と遊べませんでした。ちゃんと子供達の相手をしながら、そっちにも気を回せるといいのだけどね。
あくをすくっている私に「何作ってるの?」と聞いてくる子供達。何人かは「ぜんざい」と言う言葉が理解できなかったようで「お汁粉」と言うと納得していた。私的には、これは絶対にお汁粉とは言わないので、なんか、微妙に葛藤がある。うむむ。
あぁ、最後に「もうちょっと」と入れたお砂糖が多すぎたなぁ。しかし、実際に子供達が口にする明日は、私は出勤日になっていない。すみません、調整お願いします。
…ちょっと甘味が足りないくらいにしておいた方が良かったんだよなぁ。そのちょっとに、ちょっと後悔。
で、子供達は、お汁粉は今ひとつ、好きじゃないらしい。そうかぁ。こんな付きっ切りだったものを「美味しくない」「好きじゃない」と言われる現場に立ち会ったら、凹みそうだ。シフト入ってなくて、良かったのかも…(気ぃ弱ぁ…)
さて、一日小豆を見ていた気分な訳だが、よくよく考えると、我が家での鏡開きもある訳で、うわぁ、明日もういっぺん小豆を炊かんといかんのやぁ。ひえ〜。
小豆炊き。新種の妖怪になれるかな?
ちなみに、今日のおやつは、スープと菓子パン。子供達が食べた後に残った分をいただく。
「ごめん、あんぱんしか残ってないわ」
お後がよろしいようで。