川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

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 漫画の押しの強さってある。つい、読んでしまう。だから、公演前の、集中してるが故の回路開きっぱなし状態の時は漫画は読めない。ものすごく強烈に残ってしまうのだ。視覚に訴えるものの強さ。そういう意味では、映画やドラマもアウトになる。私の場合は。

 だから、これはあくまで私の感覚として。

 難しいな、と思う。確かに、グロテスクな表現があるのだよ。それを、少なくとも、低学年に見せて良いものかどうかと考えてしまう。思想的な問題ではなく、あの絵と内容のきつさは…。
 例えば、一枚の絵や自分の頭の中で想像する小説なら、まだ大丈夫かな。絵はその一瞬、目を逸らすことも出来る。目が離せなくなることもあるけれど、それ一枚。小説は想像しきれない部分は、大きくなってから気付く事もある。でも、漫画は、ぐいぐい読ませてしまう力があるだけに、考えてしまうのだ。
 例えば、絵本や児童書には何才くらいから、と対象年齢が書かれている。厳密ではないが、買い与えたりする際の目安ではある。ま、子供も、パラパラっと見て、字の大きさや絵の量で、自分が読めるかどうか判断している。でも、漫画は、なんか、読めると思いがち(だから学習漫画と言う存在がある)。
 一般の図書館なら、大人の図書コーナーに置かれるものだと思う。
 小学校の図書館に来るのは、この間まで幼稚園児だった子から、もうすぐ中学生の子まで居る。
 私が親なら、低学年の間は隠すな。で、背伸びしはじめたら、さりげなく親の本棚に。もしも低学年(中学年も、かなぁ)で読ませるなら、その後の様子を、大人はしっかりと見ておいてやらないといけないと思う。抱えてしまったものを吐き出す機会を作ってやらないと。
 学校図書館の場合、それが難しくなる。学校の図書館にあるものだからと、警戒感無く手を出してしまった低学年の子供へのフォローはどうするんだろうと思ってしまう。
 だから、学校図書館での制限って、やみくもに否定出来ないと私は思ってしまう。思想的な事ではなく、ね。力のある作品だからこそ。なにがなんでも読ませないのではなく、幼い子への配慮が必要。ん〜、司書の先生の力量が問われる、か。
 手塚漫画にだって、小さい子には見せられないなと思うものはあるよな。
 
 あ、これはあくまで小学校での場合。中学校の図書館での制限はどうなんやろう、と思う。もう、一般の図書館でも大人のコーナーで自分で選ぶ年齢やからね。

 ん〜、私が、視覚的な刺激に敏感過ぎるのだろうか。