カナダの劇団コープスさんを観に、淀川河川公園へ。
なんと、3作品が一気に見られる。
まずは、前に東京芸術劇場の地下広場で観た「ひつじ」。うふふ、この、布で作られた羊のフンがコロコロしてるのが、好き。
ああ、やっぱり、明日の千里中央じゃなく、こっちにしてよかった。夏の河川敷、緑の中のひつじ達は、前に芸劇地下で観たのとは違う味わい。
もう、その登場の絵になること。
客席も無いから、観客は自由にうろうろしながら観ている。子供達は、ひつじを追いかけ追いかけられ、きゃっきゃと走り回る。
「めっちゃ髭はえてる〜」
「こわい〜こわい〜ぎゃあ〜」……お、お父さ〜ん、一番怖そうな牡ひつじの所に連れて行ってどうするの〜。余計に泣いてますよ〜。と、突っ込んでいる人がたくさんいたことを、あのお父さんは知らないんだろうなぁ(笑)。
「ひつじ、こっちこっち」
「ほらほら」いや、その辺の草をちぎって与えるのはやめれ(;^_^A
開放的な場所だからだろうなぁ、観ている方も開放的、自由だ〜。
牡羊は、遠くに繋がれている。時々、ここに居るぞとばかりに、鳴く。その視線の先にあるには、すぐ隣のバーベキュー広場。片付けしてるスタッフさんが、めっちゃ牡羊を観てました(笑)。
一頭が鳴くと、他のも鳴き出すのが、いちいち可笑しい。
羊飼いさんのお食事は、ワイルドで美味しそう。そのサラミ、食べてみたい。こういう時は、貰っている子供たちが羨ましいわ。
そして、乳搾り。搾りたての牛乳……いや。羊乳?
やがて……やばいの来た〜!
ここからの出来事は、観るの2回目でも、やっぱりドキドキする。子供だけじゃない、大人も一緒に心配して「あ〜」と声をあげる。
それは、コープスが子供だましじゃないってことだよな。
怯える羊。
そして、去って行く。あ〜、なんだこの絵になる光景は。泣きそうだぞ。
通りがかった人が、え?何?となって、思わず足を止めているのが、なんだか嬉しくなったりするのでした。
さて、次の演目も楽しみです。