川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

妄想から構想へ

 語り芝居の時も朗読の時も、ただ、作品をやる、とは出来ないのが私の性分。
 先日の乱歩朗読も、初めに乱歩語録をいくつか。そこから「うつし世はゆめ 夜の夢こそまこと」に持っていき、作品の後でもうひとこと加えている。そこも含めての一つの作品と言う構成。
 23日に開催の音楽と朗読のコンサートも、宮沢賢治の命日9/21に寄せての企画でもあるわけで、やはり、作品を読むだけではなく、お喋りもし、全体を通して一つの作品にしたい。
 って、こだわりだすときりがないのだが、今日、ようやっとまとまった時間が取れたので、ひとりプランニング。
 「さるのこしかけ」の朗読と「カイロ団長」の語り芝居は企画の段階でほぼ決定。本公演ではオリジナル曲か宮沢賢治楽曲なのだが、今回は千紘さんのクラッシック演奏も聴いてもらいたい。そこをどう構成するか。実は、数日前にふいに閃いたイメージがあり、シミュレーション。うん、これ、行けるんじゃね?
 宮沢賢治の秋の物語のコラージュになりそうです。
 カイロ団長の帽子、出してこないとね。しゅっぽ~ん。

日常へ

 バジルソース。今年はバジルの育ちがいまいちだったのだが、この期に及んでいい感じに……って、花芽も出てくるし~。と、慌てて葉っぱ摘み摘みして作りました。今年は作れないかと思っていたので、嬉しい。

 さて、今朝、玄関から出た目の端に、小さな黒い影をとらえる。
すわ!Gか!と思ったら、Kでした。ひっくり返ってじたばたしてらっしゃったので、戻して差し上げました。

 おまけ、十三の銭湯の煙突。先日閉めてしまったので、この眺めもなくなるのかなぁ。

詩を歌に

 ドキドキする体験をしてきました。
 私の詩が歌になりました。
 出掛けたのは兵庫県立芸術文化センター神戸女学院小ホール。コンセール・メランジュと言うクラシックのコンサート。
 お茶祭りで劇伴をして下さってる本多千紘さんが橋本政之さんと言うかたの伴奏をしているのですが、この橋本さんは、ご自身の気にいった詩などに作曲をして歌うと言うことをされているのです。
 何年か前には宮尾節子さんの「明日戦争がはじまる」も作曲されています(知り合ってから知ってびっくり)。
 こちらの公演に来ていただいたりしてご縁が深まるなか、昨年のコンサートのあと、ふと思い立って、これはいかがでしょうと私の「出会い」と言う詩のテキストをお渡ししたところ気に入って下さり、昨日のコンサートでお披露目となりました。えっと、他に歌われるのがホイットマンやディキンソンて……。もう、客席でのドキドキは高まるばかり。
 クラシックの音楽ホールで朗々と歌い上げられる「出会い」。10数年前に書き、ご挨拶の詩として名刺裏に印刷し、ライブではしばしばご挨拶の詩として詠み、友人カマコのお別れの席でも詠ませて貰った詩。
 最後の「またお会いできてとても嬉しい」をリフレインして下さる。ああ、そうかと思う。このコロナ禍で会いたいのに会えない日々に、しみるのだ。自分の詩であることを忘れて、ちょっと感動してしまった。
 歌い終わった橋本さんに拍手を送っていたら、ふいに「むーさん、いらっしゃいますか?」と舞台からお声をかけられ、私まで拍手をいただくことに。これは、予想してなかったので、あたふたしましたよ(^_^;)
 と言うことで、興奮でなかなか寝付けなかったのでした。

今後の予定

色々立て込んでブログの更新止まってますが、そのうちまた、どどっと更新予定。
取り急ぎ、今後の川島むーの予定、ざっと。
詳細、随時書き加えてまいります。


【その1】「朗読茶会 乱歩で一服」(満席となりました)

 日時:2022年8月21日(日)14時半~ 

 料金:1500円(要予約) ➡満席となりました。ありがとうございます。

 会場:日本茶喫茶 茶淹阪急・十三駅西口より徒歩10分/

      大阪市淀川区十三元今里2-21-3-102
 ご予約・お問合せ:お茶祭り企画:info@ochamatsuri.jp / 06-6863-0751

 十三の小さなお茶屋さんで、江戸川乱歩「人でなしの恋」の朗読を。ゆったりお茶を飲みながら。
 少人数限定なので、ご予約はお早めにお願いいたします。

【その2】「屋根裏の道化師たち」

 日時:2022年8月26日(金)19:30 
 料金:2000円 
 会場:ひかりのうま(東京・大久保)
 音楽とのセッションによる乱歩朗読イベントに出ます。こちらでは音楽とのコラボでの「人でなしの恋」です。

 お誘いを受け、ちょうど大阪で乱歩朗読やる予定だったし、「わ~い、参加します」とお返事したら、まさかのゲスト枠でした。

【その3】KOTOBA Slam Japan大阪大会

www.kotobaslamjapan.com

開催日:2022年11月5日(土)

開催形態:有観客現地開催、現地観客投票。敗者復活のみ配信オーディエンスによる投票

開場13:00  大会/配信スタート13:30

会場: SPACE HOUSE/大阪市西成区太子1-4-5

  JR 新今宮駅、徒歩1分  /  南海 新今宮駅 徒歩5分

ご観覧:¥2000(現地当日精算)
 

言葉の競技。優勝者は全国大会へ。その先にはパリでの世界大会が待っております。
観客投票のイベントです。私に投票して!ではなく、とにかく投票者が多くなくっちゃあ面白くないのです。是非、ご観覧にお越しくださいませ。

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お江戸三日目→大阪

お江戸三日目

 滞在三日目最終日。
 チェックアウトして、けいこちゃんUraさんのところへ。
 家族が増えたお家。二人の日常を見るのも新鮮だったのに、そこに小さな人が加わり、もう、なにこの幸せな景色は。見とれてしまうよ。

 テイクアウトのお弁当を時間をずらして食べつつのひととき。骨付き肉がどんっと入っていてびっくり。そして、美味しい~。

 

実家へgo!

 旅は長かった。
 大阪に戻って、夜はそのまま実家へ。
 イタリアの姉と甥っ子が帰国していたので、家族会。すっかり大人の甥っ子。今回の帰国中に既に一度会ってはいるのだけどね。

 ご飯食べて花火して。あら、なんだか夏休みっぽい(笑)

お江戸二日目

横浜

 二日目は、ちょいっとお江戸を離れ、横浜へ。と、この場合、一般にイメージされる横浜ではない。まずは泉区へ。学童保育指導員仲間との再会。離れて5年以上。会いたい会いたいと言ってくれるのが嬉しい。
 大学生になった元学童っこがバイトしていて、その子ともちらっと会えたのが嬉しい。「くもの糸」を今も覚えていると言うのも嬉しい。「最近、パントマイムの公演見た」「ほう、誰の?」「え~っと、チャーリーなんとか」「チャーリー山本ね。私の先生のひとりだよ」と、つい、「チャーリー山本っ」とポーズ(笑)

 住んでいた戸塚区でちょっと買い物。相方へのお土産は東京土産でも横浜土産でもなく、戸塚土産だ。

 

池袋

 午後はお江戸に戻る。池袋、東京芸術劇場へ。
 観劇前に吾ん田のおにぎり。くるみ味噌をチョイス。

 この日、広場では東京演劇アンサンブルさんが野外公演「銀河鉄道の夜」があったのだけど、私が選んだのは劇団チョコレートケーキさん。

 チョコレートケーキさんは、「生き残った子孫たちへ 戦争六篇」として、6作品を8月後半~9月初めにかけて、シアターウエストとシアターイーストを使って上演。そのうち、「無畏」を観る。

 

無畏

 初、チョコレートケーキさん。甘い劇団名とのギャップが……
 南京事件の責任を問われ死刑となった松井石根を主人公に、弁護士や教誨師らとの会話から、なぜ、あの事件が起こったのか。原因、責任を突き詰めていく。
重いもの飲み込んだ芝居でした。「部下のやったことは司令官の私の責任」と言う態度は、一見潔いが、この事件の原因も責任も見えなくする。思考停止になる。
「それは、魔法の言葉ではありません」と言う弁護士の言葉は、とてつもなく重い。
「これからも、考えていく」と言う言葉は、子孫である私達に向けられた言葉だ。まだ、考え続けなくてはならない。

 それにしても、音響が……ラスト近くの暗転の中でのあの音はきつかった。このきつさは、劇場ならではだな。
 配信もあるそうなので、興味のある方は、是非。
www.geki-choco.com

 

都立家政

 観劇後、一時間ほどになってしまうけど、都立家政の「まあちゃん」へ。



 黒テントの学校に通っていた二十代後半の頃の行きつけ。ふと気になって入って、居心地良くて、初の一人暮らしで見つけたオアシス。
 同じく池袋で観劇していた友人が、行くよ!と言ってくれたので、旧交を温めまくり。
 滞在二日目終了。

お江戸一日目

上野

 久しぶりのお江戸。まずは、上野へ。滞在時間が短いから、時短ロッカーありがたし。

     さすが、動物園があるだけに、この公衆トイレのデザイン。入口から出口まで。

 

  お約束のマンホール。
  おもしろい、ではなく、尾だけ白い鳩。

【クイズ】なんか、とろけてるアート作品がありました。さて、タイトルはなんでしょう。

 

 上野に行ったのは、藝大での展示を見たかったから。Sasaさんの娘さんのガラス作品があるってことで。静かな海、汀。そんな作品。若い人達の作品を見る楽しさ。
  昔のホールは公開日ではなかったので、外から眺めるだけ。なんか、コンクールやってたっぽいです。

  ヘブンアーティスト、立松正宏さん。もうちょっと聴いていたかったのですが、さすがに、暑さが……。夜の出番に向けて体力温存優先。宿へ。

 あ、とろけてるアートのタイトルはこちら。なるほど。


大久保

 

 

 宿にチェックイン。ライブ会場は近いので、ひと息ついて、着替えて、会場へ。

 三善出さん初めまして。Rie Fukudaさんお久しぶりです、お声掛け有難うございます。音楽よろしくお願いいたします。
 遠藤ひつじさんは、少し遅れるので再会は少し先。

 はす茶でまったり。実は、初ひかりのうまでした。

 

ライブ

同級生が撮ってくれてました

 

 てことで、本番。三善さんとRieFukudaさんは、ご自身で音を鳴らしながらの朗読。そして、私はRieさんの、ひつじさんは三善さんの音とのコラボでの朗読でした。

猫道君が撮ってくれてました

 「人でなしの恋」は、女のひとり語り。日曜日の大阪では浴衣だったけど、ここではワンピースで。でも、実は浴衣の時に使った帯留めはブローチでもあるので、胸元に使っていたのでした。

  シンセサイザー音とのコラボは初めてでドキドキしましたが、ほぼ即興でのコラボは、読みながらの発見があり、茶淹さんでの朗読とはまた違うものが出て来て面白かったのでした。
  楽しい一夜。素敵な機会をありがとうございました。

 猫道君が出演四人、それぞれの写真を撮ってくれてたのでした。感想、嬉し。変態は褒め言葉。

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記録として

「屋根裏の道化師たち」

 日時:2022年8月26日(金)19:30 
 料金:2000円 
 会場:ひかりのうま(東京・大久保)
 音楽とのセッションによる乱歩朗読イベントに出ます。こちらでは音楽とのコラボでの「人でなしの恋」です。
 お誘いを受け、ちょうど大阪で乱歩朗読やる予定だったし、「わ~い、参加します」とお返事したら、まさかのゲスト枠でした。