川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

お江戸二日目

横浜

 二日目は、ちょいっとお江戸を離れ、横浜へ。と、この場合、一般にイメージされる横浜ではない。まずは泉区へ。学童保育指導員仲間との再会。離れて5年以上。会いたい会いたいと言ってくれるのが嬉しい。
 大学生になった元学童っこがバイトしていて、その子ともちらっと会えたのが嬉しい。「くもの糸」を今も覚えていると言うのも嬉しい。「最近、パントマイムの公演見た」「ほう、誰の?」「え~っと、チャーリーなんとか」「チャーリー山本ね。私の先生のひとりだよ」と、つい、「チャーリー山本っ」とポーズ(笑)

 住んでいた戸塚区でちょっと買い物。相方へのお土産は東京土産でも横浜土産でもなく、戸塚土産だ。

 

池袋

 午後はお江戸に戻る。池袋、東京芸術劇場へ。
 観劇前に吾ん田のおにぎり。くるみ味噌をチョイス。

 この日、広場では東京演劇アンサンブルさんが野外公演「銀河鉄道の夜」があったのだけど、私が選んだのは劇団チョコレートケーキさん。

 チョコレートケーキさんは、「生き残った子孫たちへ 戦争六篇」として、6作品を8月後半~9月初めにかけて、シアターウエストとシアターイーストを使って上演。そのうち、「無畏」を観る。

 

無畏

 初、チョコレートケーキさん。甘い劇団名とのギャップが……
 南京事件の責任を問われ死刑となった松井石根を主人公に、弁護士や教誨師らとの会話から、なぜ、あの事件が起こったのか。原因、責任を突き詰めていく。
重いもの飲み込んだ芝居でした。「部下のやったことは司令官の私の責任」と言う態度は、一見潔いが、この事件の原因も責任も見えなくする。思考停止になる。
「それは、魔法の言葉ではありません」と言う弁護士の言葉は、とてつもなく重い。
「これからも、考えていく」と言う言葉は、子孫である私達に向けられた言葉だ。まだ、考え続けなくてはならない。

 それにしても、音響が……ラスト近くの暗転の中でのあの音はきつかった。このきつさは、劇場ならではだな。
 配信もあるそうなので、興味のある方は、是非。
www.geki-choco.com

 

都立家政

 観劇後、一時間ほどになってしまうけど、都立家政の「まあちゃん」へ。



 黒テントの学校に通っていた二十代後半の頃の行きつけ。ふと気になって入って、居心地良くて、初の一人暮らしで見つけたオアシス。
 同じく池袋で観劇していた友人が、行くよ!と言ってくれたので、旧交を温めまくり。
 滞在二日目終了。