川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

慌しき一日

 木曜日は、小学校での表現教育実践見学。再び、講師の方の手下のむーさんで〜す。無限にあふれて来るパワーに圧倒されます。面白いなぁ。終了後は、先週に引き続き、寒天屋さんのカフェ。再び、満腹。ふぅ。
 ゆるゆると新宿に。さて、夕方までの時間をどう過ごすか。二兎社『歌わせたい男たち』観劇予定なのだ。まずは、差し入れ。最近お気に入りの豊島屋の小鳩豆楽と思っていたのだが、ふと覗いたお店で見つけた京都のお菓子に目が行く。名前がね、「笑顔」なのだもの。うん、これにしよう。次は本屋さん。公演が紀伊国屋ホールなので、当然紀伊国屋へ。絵本コーナーと写真集コーナーをうろうろして、迷って悩んで、何冊か購入。
 あと一時間ほど。長居をしていられそうなのは、やはりファストフードですか。スープと飲み物で、読書タイム。



「ぐわしゃ」と不穏な音。続いて、
「すみません、すみません」と言うか細い少年の声。

 顔を上げると、すぐ近くの壁際の席に座ろうとしていた少年が、トレーを置こうとして、抹茶フロートを引っくり返してしまったのだ。テーブルの上にぼってりとクリームの山。緑色の液体が隣の人のトレーにまで流れて行ってる。慌ててペーパーを取りに行き、拭き拭きしようとする少年。いや、それでは手に負えないでしょ、と思う傍観者の私。もう一度ペーパーを取りに行く少年。お店の人に言えばいいのに、と思う傍観者。その席は、ちょうどカウンターからは見えにくい位置。

 あかん、これ以上傍観者で居るの、無理。一人で何とかしようとする気持ちは大事だけれど、助けを求めることも必要だぞ、と思う私。黙ってカウンターへ。事情を言い、「拭くものあります?」。って、まぁ、こういう場合お店の人はお客さんにはやらせませんね。「すぐに行きますので。」と笑顔で答えてくれる。彼女がカウンターから引っ込み、抜ける旨を伝えに行っている間に少年のところへ行き、「お店の人が来てくれるから。」とだけ伝えて、さっさと自分のところへ戻る。すばやくお姉さん到着。少年は別の席に移り、新しい抹茶フロートも貰えたようで、良かった良かった。
 わざわざ「ありがとうございました」と言いに来てくれるお姉さん(って、明らかに私より若いけどね)。いえいえ、そんな。
 言わなかったけどね、好感を持っていたのですよ、あなたに。長居をしていたから、カウンターの様子は見ていたのね。マニュアル笑顔ではない、明るい笑顔、テキパキした動き。だから、私も安心しておせっかいさんを出来たのですよ。おかげで、「助け舟を出せばよかった〜」などとモヤモヤした気持ちを抱えて観劇せずに済みました。ありがとう。

 さて、時間となりました。いざ、紀伊国屋ホールへ。