川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

お手紙ごっこ

 そう言えば、子供ってお手紙好きだよな。
 学童で、低学年の子から、たまにお手紙を貰う事がある。可愛い文章の時もあれば、なぞな絵の時もある。他愛のない内容だけれど、嬉しそうに書いているところを覗きこむと、「だめ〜っ」。
 もうちょっと学年があがると、教室の中で手紙の回しっこ。色んな折り方があったよなぁ。
 と言うことで、昨日の午後は、ワークショップコレクションへ。


 「なくしたものにお手紙をおくろう」のお手伝い。前にお手伝いしたのは2011年の2月のワークショップコレクション。震災の前、だったんだね。
 やってきた子どもとお話をしながら、なくしたもの、手放してしまったもの、心残りのある何かを話してもらい、それへのお手紙を書いてもらう。まだ字が書けない子供などは、親御さんに手伝ってもらいながら。
 そうやって出来たお手紙を壁(今回は、壁を取れない空間なので、上からすだれ?を吊って、そこ)に貼って貰う。
 そして今度は、誰かが書いたお手紙に、なくしたものの気持ちを想像してお返事を書いてもらう。
 他者を想像する。これって、演劇系のワークショップとも通じるよね。だから、好きなのかな。
「どこにいるのかなぁ」「ん〜、なんか、お家のどっかに居る気がする」「そっかぁ、何してるんだろ」「う〜ん、隠れてる?かくれんぼ?」「あ、それ素敵」そんなやりとりが、たまらなく愛おしいのでした。
 お返事までは書けない子供もいるので、ある程度、大人スタッフでお返事を書いたりするのだが、子供の想像力にはかなわないなぁと思うことしばしば。
 夕方、色んなブースで楽しんで、帰る前にもう一度子供達がここに立ち寄る。そこで、お返事を見つけると言う流れ。「あった〜!」これが、嬉しそうなんだなぁ。
 手紙でもなんでも、返事があるって嬉しいね。そんなことを考えた午後でありました。

 解体予定のビルが会場。もともとあったビルの案内図もデコレーションされておりました。