川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

あの日の前

 2011年はまだFacebookをしていなかった。
 mixiの日記を見返す。
 3月11日の前の日記は、3月10日。ただしそれは日記と言うよりネタをまとめたみたいなもの。行動の記録としての日記は、3月8日。もちろん関東在住時。その前日まで数日大阪に滞在していて戻って書いた滞在記。
 古巣の2劇を観に行ったり友人に会ったり「ギア」を観に行ったり。そして……

 「月曜(3/7)、大阪で荷物を箱に詰め、黒い猫に託して帰路。私はそのまま池袋へ~。公演の稽古~。 
 はい、出ます。4月。楽園王『楽屋』。そう、あの『楽屋』です。詳細は、改めて。」

 と書いている。そう、3月7日に顔合わせ&読み合わせをして、次の稽古、11日を心待ちにしていた。楽しみにしていた気持ちから何からが吹っ飛ばされるなんて想像もしていなかった日の日記は、少し胸が痛い。
 それでも、あの日があるから今がある。あの時の、公演中止と言う長堀さんの決断。それが、今も私が楽園王と関わり続けていることのベースにある気がする。

 奇しくもそんな3月に、楽園王です。あの時共演し損ねたあべあゆみちゃんとの共演ってのも、偶然であり必然かな。