川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

時そば時うどん

 バイト先学童で「今日はお話ないの?」と聞いてくる子がちょいちょいいるのは、嬉しい。去年の夏休みから始まった試み「むー先生のお話の国」。今年度は梅雨の外遊び出来ない日から始めようかと思う。
 で、何をやるか。1年生は初めてだし、楽しく判り易いのを。とは言え、「寿限無」は3月にやったしな。「まんじゅうこわい」かなと思っていたら、「時そば」やって欲しいと言ってくる子がいた。
 「時そば」かぁ。学童には落語絵本「時そば」があるな。
 ここで悩む。上方落語だと「時うどん」。話の進め方がちと違う。江戸落語の場合、うまくやってるのをこっそり見てたやつが真似をするのだけど、上方落語だと二人でお金を出し合って食べに行き、兄貴分がうまいことをやる。二人で食べるはずがほとんど兄貴に食われた弟分が一人でやってみる。
 上方バージョンが好きだけど、慣れてない子供には江戸バージョンが判り易いかな。お話として慣れているのと、一場面での登場人物の数が二人までなので。
 さて、では江戸落語バージョンでやるのか、流れは江戸落語でうどんに大阪弁でやるのか(実際、この形でやってる落語家さんも見たことがある)。
 時間と値段についての解説もいるんだよね。小魔女さんにやらせるか。小魔女さん、すっかり枕担当だわ。

 落語をやるのではなく、あくまでお話し語り。なので落語にこだわらなくても良いのだけど、シンプルに判りやすいのは、やっぱり落語話なのね。
 そして、これが落語と子供たちとの垣根を低くすることになればな、と思っている。