川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

インプロ三日目

 さて、いよいよ最終日。ファミリーシアターとどちらを取ろうか迷ったが、結局ユリさんの講演を取った。インプロ・ワークショップのリーダー(ファシリテーター)のあり方のお話。芝居の稽古をリードしたり表現ワークショップの依頼を受けたりする中で、行き詰ったり悩んだりしてきた。その答えを求めての受講。
 そう、そうですよね。と頷くことたくさん。多分、お話された内容って、どこかでわかっていたこと。それをとてもクリアにしてもらった。そして、わかっていながら出来ていないこと、やっぱりどこかでさぼっていた自分に、檄を飛ばされた気がする。
 そして感じる後悔。今まで私が稽古を進めた中で、せっかくの芽を摘んでしまったことがあるのではないのだろうか。あのときの私のやり方がしっかりしていたら、あの子はもっと先に進めたのではないか。取り返しの付かないことをしたのではないのか。そんな思いを、終了後ユリさんに話してみる。
 その痛みは避けることが出来ない。必ずあるもの。それをしっかり自分で受け止めること。そんな言葉をいただく。
 そっか、これもYES AND!何だな、と思う。自分の失敗から目をそらさずに、受け入れて、次に向かう。気持ち、楽になったよ。

 昼からは、全員集合でジャムセッション。ユリさんに指名され、数人、時には一人で前に立ち、与えられたお題でインプロ。歌だったりシーン作りだったり踊りだったり。前に出るまで何を求められるか判らない。ポイント代わりに飛んでくる飴ちゃんに群がる私たち。(笑)
 岡山から来ているしんご君と二人で指名され、しんごくんはしゃべらない、私はひたすらしゃべる、でもって親子という設定で、はいスタート。彼氏のためにお父さんの財産が欲しい、困った娘になってしまった。(前日のワークでは、不良少女と呼ばれて的キャラが生まれていたし。困った娘シリーズかよ、とあとで気づいて自分に突っ込み)
 いやぁ楽しかった。何も持たず構えず自分を放り出すことで生まれてくる展開。結局この感覚が好きだから詩のボクシングに挑戦してるんだな。もう一度、決勝戦の即興詩対決に臨みたい。強く、そう思う。

 それにしても、即興ミュージシャン歌島さんの存在は大きいな。絶妙。
 
 そんなこんなであっという間の三日間が終了。熱に浮かされたような、ではなく、ほんとに熱が出るとは、余計なオチがついてしまいました。