川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

実験公演

 5/28(日)は、観劇。最近ご無沙汰していたKAVCへ。去年のドラマリーディングでご一緒した、本條さんが出演。2げきがらみの大石君も出演。
 う〜ん、ちょっと困った。これは、多分、好みの問題。何と言うのかな、「みんなビョーキなんだよ」とビョーキを陳列して終わったような気がして。カタルシスを感じられなかった。とはいえ、3団体で一時間半を分け合っている、時間的制約も考えればやむなしか。でも、これは完全に好みの問題だが、血糊がいただけなかった。あれは、見えない血糊の方が怖かったのにな。血糊って、インパクトがあるだけに嘘もばれやすい。想像で見せた方が良かったんじゃないの?あくまで、好みだけど。
 そうそう、映像。芝居で映像を使っているのはあまり好きではない。たいてい、「ほら、カッコいい映像使ってるでしょ」というノリが鼻につく。今回も一瞬そんな不安を抱いたが、これはよかったな。映像と芝居がちゃんと繋がっている。立ち続ける男の影と映像の重なりが、良かったのであった。
 実験、と言う側面が強い公演だったので、次は本公演を見てみたいと思う。
 本條さんは、出会ったときのイメージがほんわかしたものだったので、ちょっと感動。エロっぽい役であった。(あえぎ声満載の舞台。お子様はちょっとご遠慮?)

 あとの2団体はダンス。一本は、かわいかったのだが寝てしまった。でも、白塗りのお二人のうちの一人の髪型が、どうにもマイム師匠金谷氏を思い起こさせる。ものすごく、個人的なツボ。もう一本はソロ。これが、楽しかった。緩急の付け方がいいのだな。客を飽きさせない。うまいな。 素直に拍手。

 
 久しぶりのKAVC。向かいのパン屋さんでパンを買って帰る。近くのボートピアから出てくるおっちゃん達の人波に巻き込まれながら駅に向かうのであった。