震災から1000日目と防災研修が重なったのは、偶然だと思うが……。
煙体験、暗闇体験、地震体験をして、講義を受けて。
地震体験は、関東大震災タイプ。いったん揺れがおさまった後に、更に強烈な揺れ。食器に見立てたクッションが降ってくる。それでも、実際の震度よりはおさえているらしい。
次のグループだけ+アルファで「阪神淡路大震災タイプも体験して貰います」…そっちのグループで無くて良かったよ…もういっぺん体験は、したく無いです(T_T)。関東大震災タイプでは倒れてこなかった本棚見立ての巨大クッションが見事に倒れてました。あかん、色々、思い出してしまった。
でも、こうやって、自分が知らないタイプの揺れを体験しておくことも大事だなと思う。大きなものを体験すると、それがすべてのように感じてしまいがちだから。
暗闇体験は、善光寺のお回壇めぐりを思い出す。あの暗闇は、一度体験することをおすすめします。
「暗やみでは片手で壁を触りながら進んで下さい。扉は必ず壁に付いてます。壁に付いてない扉は無いですよね」
どこでもドア〜とつい口走るのはお約束、と言うのは間違って無いですよね。
ちなみに、もう一方の手は顔の前に。何にぶつかるか判らないので。
会場は横浜の防災センター。案内をしてくれたスタッフさんは、消防の音楽隊の人達なんだそうな。
施設の入り口は吹き抜けになっていて、2階まで続くサイドの壁には、神奈川大学美術部による波を模した絵があり、6メートルの文字。見上げるその高さの波。見上げた事で感じる恐怖。
「これより、もっと高いのが来たんですよね」
近くにいた人と、そんな言葉を交わす。体感することの大切さ。
こういう研修があるのは、ほんと、ありがたいなぁと思います。