川島むーのお茶祭り日記

お茶祭り企画代表、川島むーの心に映り行くよしなし事を、あれこれと

もりもり盛り沢山

 盛りだくさんの一日でした。

 午前中は、研修。学童保育の指導員としての。
 工作!おもちゃ美術館とおもちゃコンサルタントのパンフを渡され、おぉ。
 2時間で10個の工作おもちゃを作りました。
 あ、これ多田さんの本にあったな〜と言うのもあり、ウキウキ楽しい研修でした。
 大事なのは、「どうしたらいいかな」と考えさせる事、見守る、待つと言う事。空気の力とか、遊びの中で体感しておくことは大事。同じように、言葉も体感しておく事が大事と言うのはなるほど、でした。物の形を三角・四角・まると覚えている子供が、算数の授業でいきなり「これが二等辺三角形です」と言われても受け止めきれない。混乱する。学校で習う前に、難しい言葉、意味が判らない言葉だから使わないのではなく、そういう言葉に慣れさせておいてあげる事も大事。意味は分かっていなくても、そういう言葉があると思っているだけで違うのだと。あ、これって、難しい漢字は使わないのではなく、ルビ付きで使おうよってのと通じるな。
 あと、一緒に過ごす中で、子供が抱えている問題に気付く事。これは、指導員として常に心しておかなくてはいけない事。

 良く考えたら、昔、科学博物館の科学おもちゃのワークショップのお姉さんをやったことがあるんだよな。黒テントの方のピンチヒッターで一回だけだけれど、今も、あの時間の事はよく覚えている。あの頃は、自分がこんなに子供たちと関わることになるとは思っていなかったなぁ。表現教育に学童保育。ちゃんと、自分のやってきた事が繋がってると言う感覚は、嬉しいものです。根っこは芝居で繋がっている。

 さ〜て、大忙し。作ったものがかさばるし、いったん帰宅。洗濯機を回し、お昼を食べて、相方の晩ご飯セットして、洗濯物を干したら、きゃ〜時間が〜。

 六本木へ。
 千賀ゆう子企画「Sシリーズ」冬のかたち@ストライプハウスギャラリー。
 いくつかのストーリー、言葉、短歌を千賀さんの声と身体が紡いでいく。なんだか、とても楽しそうで、改めて、ええ女優さんやなぁと思ったのでした。
 音楽はJETでお馴染み平島さん。台詞もあるとは聞いていたのだが、予想以上に台詞、ありましたやん。パーカッションだけでなく、ギターも演奏。のみならず……

 歌ってはる〜。

 ひらさんが歌うのは初めて見ましたよ。ええもん観た〜、あいや、聴いた〜。

 さて、次は渋谷へ。
 BASEプロデュース「まるでデジャヴな眠り姫」@BASE。
 会場は、バーです。バーのマスターとバーテンダーと、少々難ありな女性客の3人芝居。カウンターで起こる出来事を見守る様に観劇。
 音楽は、お茶祭り企画でも音楽を担当してくれている、岩倉さと子さん。
 きゅっと締まった空間の中で繰り広げられる、人生の機微?いや、それはバーに期待し過ぎ、でも、やっぱりそうなるのね。暖かい、安心感のあるお芝居でした。暗くても演奏出来るさと子さん。こらこら、お茶祭りも悪巧みをしてしまうよ〜。なんてね。

 2作品とも、劇場として用意された空間ではない場所での上演。それをしっかり生かしている面白さを感じました。

 さ〜て、明日は……明日も研修!防災!煙体験ですぞ。げほごほ。